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アメリカ人「ほとんどのお客さんが外国人でびっくり」 世界で最も人気のある美術館・博物館トップ5にランクインした日本の観光名所とは
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訪日外国人観光客のお目当てとなる観光スポットは、日本に古くから伝わる伝統芸能から最新テクノロジーを駆使したアクティビティまで、多岐にわたります。日本に来るのは2回目というアメリカ人男性には、わざわざ再び足を運んだ展示があるそうです。それはいったい、なんだったのでしょうか。
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日本で楽しみにしていることは「日本文化とアクティビティ」
アメリカ・カリフォルニア州から来たという、カップルのケイティさんとクラウディオさん。ケイティさんは今回が初めての訪日です。一方のクラウディオさんは2回目なのだそう。クラウディオさんは、日本のどんなところに惹かれて再訪日したのでしょうか。
「日本の文化、アクティビティをとても楽しみにしています。JRの乗り放題チケット(ジャパン・レール・パス)を買ったので、これをたくさん使っていろいろな場所に行ってみたいです。日本はアメリカと違ってコンパクトだから、旅行しやすいのがとてもいいんです」
アメリカの国土は日本の約25倍といわれています。よって、1週間の短期滞在でも主要都市を公共交通機関で回ることができる日本は、旅行しやすいと感じているようです。
映像のコイが水の中を泳ぐ革新的なアートに感動
今回の滞在は1週間と短い期間ですが、ふたりとも日本独自の文化を体験することに重きを置いて、それぞれ事前に旅のプランを入念に練ってきました。ケイティさんは「京都にとても憧れていた」といい、着物を着て写真を撮ったり、舞妓さんの踊りを見学したりするアクティビティを事前に予約してきたのだとか。
一方、クラウディオさんが楽しみにしていたのは、東京で体験できる最新テクノロジーです。それは「前回、大阪に行ったときも素晴らしかった」という、チームラボによるデジタルアート。チームラボとは、最新のテクノロジーを活用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行うスペシャリスト集団です。
東京・豊洲にあるアートミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」はオープンして以来、世界的セレブも足を運ぶ大人気の観光スポットになっています。ふたりも前日、同館を訪れたそうです。
「ほとんどのお客さんが外国人でびっくりしました。没入感を大切にしているというエキシビションは、今回も行って本当に良かった。映像のコイが水の中を泳いでいるエリアがあって、日本らしさも感じました。日本は古き良き文化と最新テクノロジーが共存している国だと思っていて、チームラボではまさにそれを感じることができました」
このミュージアムは、2023年のGoogle検索年間ランキングにて、世界で最も人気のある美術館・博物館トップ5にランクインしています。フランス・パリにあるルーヴル美術館や、イギリス・ロンドンにある大英博物館など、100年以上の歴史ある美術館や博物館と肩を並べるチームラボの展示は、世界に誇る日本発の観光スポットのひとつといえます。
短い滞在のなかでも、また体験したいと行き先に選ばれるチームラボの展示。また日本に帰ってきたときは、ぜひ足を運んでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)