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「アメリカなら誰も使わなくなりそう」 日本の公衆トイレに衝撃を受けたアメリカ人 母国との違いを感じたワケ
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母国に「持ち帰りたい」や、帰国後に「恋しい」と言う訪日外国人が少なくない日本のトイレ。観光客からは清潔で安全だと印象が良く、なんと観光スポットになっている公衆トイレもあるようです。アメリカからやってきた大学生4人組が、「ぜひ見てみたいです」と楽しみにしている場所はどこなのでしょうか。
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「そういうところに、学生時代の教えが活きてくるんですね」
大学の夏休みを利用し、日本にやってきたリアムさん、シャリアさん、ジャックさん、ノアさんの4人組は、アメリカ・マサチューセッツ州からやってきました。全員が初めての日本で、格安チケットで乗り継ぐため2日半もかけて成田国際空港に降り立ったのだとか。
そうまでして遠い日本に訪れた理由は「日本はかっこいいから」。全員一致で日本を旅先に決めました。到着早々、清潔さに驚いた4人は、「きれいに保つという考えは、仕事のひとつという責任感なのかも」と感じたといいます。
そこで、日本の学校では、教育の一環で生徒たちが清掃を行う習慣があることを伝えました。すると、「知らなかった! アメリカでは掃除をしてくれるクリーナーさんがいるから、まったく違いますね」と衝撃を受けたようです。
シャリアさんによると、アメリカは効率やスピードを重視する文化。そのため勉強など学生生活に注力させるため、無駄と判断することは一切させないのだとか。
「対して日本は、規律や尊重を重んじる感じなのですね。掃除することは一見、学習に関係ないように見えるけど、大人になったときや社会を見ると、公衆トイレがきれいだったり、街にゴミが落ちていなかったり。そういうところに学生時代の教えが活きてくるんですね」