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「この発想は無かった…!」 ケーキ店が紹介した夏に使える保冷術が大反響「いいこと知った」
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7月に入り、列島は夏本番を迎えています。この時期、食品を持ち運ぶ際に気をつけたいのが食中毒ですが、ケーキ店がなんともためになるライフハックをXで紹介すると「重ねがけで効果上がるとは…!」「今年の夏はこれやります!」と大きな反響を呼んでいます。投稿したケーキ店に詳しく話を聞きました。
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静岡市葵区に店を構えるケーキ店「ショコラファン」の投稿
静岡市葵区に店を構えるケーキ店「ショコラファン」。静岡鉄道静岡清水線「新静岡」駅から徒歩約2分と好立地にあり、創業38年目を数えるお店です。
話題となったのは6月23日に投稿された写真。大きな保冷バッグの中に、それより一回り小さな保冷バッグが。またその中にも小さな保冷バッグがあり…と、保冷バッグが計4つ重なって入っているのが見えます。
「特に役に立たないかもしれない話なんだけど、保冷バッグ重ねて使うと保温性が2倍どころか3倍、いや5倍以上に跳ね上がるから入れるモノの大きさによっては重ねがけするのも手です」
こう記したポストは7日時点で4万件以上のいいねを獲得するなど大反響に。「えーーー!!?まじ!?」「この発想は無かった…!」「いいこと知った」など驚きの声のほかに、「底の部分に発泡スチロールの板挟むと置いた場所が濡れにくくなる」「私の場合は商品と保冷剤を保冷バッグで包み、その上から服を出来るだけぐるぐる巻く」といったそれぞれのテクニックを共有する声も上がっていました。
実際に実験を敢行
ケーキ店のSNS担当者は今回の“バズり”に「季節柄、この手の情報は拡散されやすかったんだと思います」と分析。暑い夏の時期には「とにかく暑いので保冷バッグ、保冷剤の有無をお客様にもうかがうように」といった対応をしていると教えてくれました。
そもそもこのアイデアを思いついたのは、スーパーへの買い出しで冷凍食品を買って帰るときだったそう。投稿の反響を受け、実際に保冷バッグを大から小まで6枚重ね、その中にそれぞれ保冷剤を入れた実験も敢行したというのですから驚きです。
一連の投稿では、「34℃の日陰で約6時間置いても保冷バッグ四枚あれば無敵!」、丸一日放置した場合では「二枚でもそこそこの保冷性は保てる」とそれぞれの実験結果を報告。ただ、意外にも中心に置いた一番小さい保冷バッグが最も冷えた、というわけではなかったようです。冷気は下、熱気は上に向かうことから保冷性は期待ほどなく、2、3番目の小さい保冷バッグが「冷気が抜けにくい場所」であり、「ここに冷やしたい物を配置するのが良さそう」と結論付けています。
目からウロコのライフハック。用意に大きな費用もかからず、この夏から早速実践できるのではないでしょうか。ショコラファンの担当者は「夏はケーキ類よりもかき氷やアイスに目が向きがちですが、しっかり冷やしたケーキも十分楽しめる方法を今回拡散してもらいました。夏でもケーキ屋さんでケーキを買ってもらえればうれしいです」とメッセージを寄せています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)