カラッとサクサクに揚がった揚げ物はおいしいですよね。しかし、家で揚げ物を作るとき、上手に油を切るのが難しいと感じることも。衣に油がまとわりついてべっとりとした仕上がりになってしまうこともあるかもしれません。そこで、SNSで話題になった揚げ物の油を簡単に切れるという裏ワザを検証。油の量や食感に違いが出るのか、実際に試してみました。

　◇　◇　◇

クッキングペーパーの見た目や重さ、そして食感で比較

　今回は、鶏もも肉のから揚げを作って検証しました。肉の重さをすべてそろえて切り、から揚げ粉をまぶします。

　それぞれ10個ずつ揚げ焼きし、使用後のクッキングペーパーの見た目や重さ、そして実際に試食して比較しました。

　クッキングペーパーの大きさも揃えます。使用する前のクッキングペーパーの重さは、それぞれ3.6グラムでした。

揚げ物を取り出す前に食材の端を3秒油につけるだけ

　裏ワザは、油から食材をあげる際、「食材の端を油に3秒ほどつける」だけ。裏ワザなしの唐揚げは、いつも通り鍋の上で軽く振って油を切ってあげます。

　まずは、使用後のクッキングペーパーを比較します。左が裏ワザあり、右が裏ワザなしのクッキングペーパーです。

　裏ワザありのクッキングペーパーは、油が多少ついているものの、かなり少なく見えます。一方、裏ワザなしは、ペーパーの上に油が溜まってしまっています。

　見た目にも明らかに差があることがわかりましたが、重さも確認してみましょう。裏ワザありが3.7グラム、なしが7.7グラムでした。使用前が3.6グラムだったので、裏ワザありは0.1グラム、なしが4.1グラム増加していることがわかります。

裏ワザありはカリカリ、サクサクに

　最後に食感です。裏ワザありのから揚げは、油でべったりとした感じはなく、全体的にカラッとした仕上がりです。カリカリ、サクサクとした食感です。

　一方、裏ワザなしのから揚げもおいしく揚がってはいましたが、油で少しべったりしている印象がありました。カリカリ、サクサク感は裏ワザありのほうが断然勝っていました。

　特別な道具いらずなのに、しっかりと違いがありました。すぐに試せるのもうれしいところですね。

（Hint-Pot編集部）