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朝ドラに登場する結び方も! プロがおすすめする大人浴衣に映える帯結び3種

公開日:  /  更新日:

著者:橘川 麻実

教えてくれた人:山口 さくら

知っておきたい帯の結び方3種【写真:橘川麻実】
知っておきたい帯の結び方3種【写真:橘川麻実】

 夏祭りや花火大会など、浴衣を着る機会が増える季節。浴衣の帯結びといえばリボンのような「文庫結び」が定番ですが、若々しい印象に気後れしてしまう大人の女性もいるはず。そこで、着物コーディネーターの山口さくらさんに、粋でおしゃれなおすすめの帯結び3種を教えてもらいました。手軽に鏡を見てできるよう、前で結んでから後ろに回す方法で紹介します。

 ◇ ◇ ◇

その1:粋な雰囲気の「片ばさみ」

片ばさみで結んだ帯【写真:橘川麻実】
片ばさみで結んだ帯【写真:橘川麻実】

 片ばさみは「男浴衣」の帯結びの定番ですが、「女浴衣」で結ぶと粋な雰囲気が出せます。また、短い帯でも結ぶことができるので、お下がりの帯などを活用したときにもおすすめです。

○プロセス

【写真:橘川麻実】
【写真:橘川麻実】

1. 帯は背中側から体に当てて、左手側の帯の端から40センチくらいを測り、胸紐や伊達締めにクリップなどで留めて残す
2. 右手側の長いほうから反時計回りに帯を2周巻いていく
3. 右脇まで巻いたら、帯の下側を持ってしっかり引き締めてから、クリップをはずす

【写真:橘川麻実】
【写真:橘川麻実】

4. 巻いてきたほうの帯を折り返し、60センチくらいの長さになるように調節する
5. 1で残しておいた側を斜め下に下ろし、さらに4で巻いてきたほうの帯をかぶせる
6. かぶせたほうを下から上にくぐらせて結び、斜め上にしっかり引く

【写真:橘川麻実】
【写真:橘川麻実】

7. 結んだ帯(巻いてきてかぶせたほう)をしっかり開いて、下に垂らす
8. 胴に巻いた帯の1枚目と2枚目の間に、7でしっかり開いて垂らしたほうを入れ込む
9. 入れ込んだ帯が下から出てきたらきれいに整え、右回りに帯を回したら完成