外出前に慌ただしくカバンに必要なものを入れ、忘れ物をしてしまう経験は誰にでもあるはず。X（ツイッター）では、外出先でカバンを探り、使いたかったものとはまったく別のアイテムを取り出してしまった人の投稿が16万件もの“いいね”を集め、話題を呼んでいます。投稿者の東雲（@shinonome_44158）さんに、詳しいお話を伺いました。

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「逆もありそう。ライブ会場で唖然的なw」

「日傘を出そうと思ってバッグを漁り、出てきたのは、ペンラ──────」

　そんなコメントとともに投稿された写真には、道端でペンライトを持った手元が写っています。円柱形の持ち手や長さなど、形状的には折りたたんだ日傘にそっくり。間違ってしまうのも納得のアイテムですが、これでは日差しを防ぐことができません。

　取り違えるのもやむなしな状況に、投稿には16万件の“いいね”と、1.5万回ものリポストが集まりました。リプライ（返信）には「サイズとか形似てるから間違えそうですね！（笑）」「逆もありそう。ライブ会場で唖然的なw」といった、思わず笑ってしまった人たちの声が。

　また、推し活に欠かせないアイテムとあって「オタの鑑ですね」「もう振り回しましょう」「ペンライトの光で日差しを照り返せたらいいのにぃいいいい」「それは熱くなるやつ」「紫外線から身を守るより、ともに熱くなれる道を選んだんですね」などの声が寄せられています。

思い入れのある推し活グッズで「応援上映の記憶が」

　日傘のつもりで、ペンライトを取り出してしまった東雲さん。アニメ「KING OF PRISM」が大好きで、応援上映に参加するため劇場へ向かっていました。

　この日は、劇場版「KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-」の8月16日（金）公開を祝した、過去作品の応援上映会。会場で多くのファンと一緒に盛り上がるため、東雲さんは何本ものペンライトを用意していたといいます。

　取り違えたわけではないのなら、カバンに日傘も入っていそうです。しかし、東雲さんは「日傘は入っていなかったです。炎天下で耐えました」といい、やはりペンライトで紫外線を跳ね返すことはできなかった様子。

　そんな失敗を投稿した理由を、「日傘だと思って自信満々に出したら、ペンラで恥ずかしくて笑っちゃったからです」と明かした東雲さん。恥ずかしいと言いつつ、反響を呼んだペンライトには「KING OF PRISM」に関するたくさんの素敵な思い出があるといいます。

「応援上映で使っているので、その記憶がよみがえります。さまざまな応援上映のなかでも、キンプリの現場は群を抜いて本当にめちゃくちゃ楽しいです。部活動並みに声出しをします。男性の方も多いです」

　この日もイベントで盛り上がるため、東雲さんは上映中スマートフォンの電源を切っていました。そのため、入場前にした投稿が「万バズしてた」ことに、まったく気づいていなかったそう。

　上映会終了後、同じ「KING OF PRISM」ファンで、仲のいいたくさんのフォロワーさんたちから「万バズおめでとー!!!!!」と祝福されても、最初はなんの話をされているのかわかりませんでした。

　戸惑いながら「スマホの電源を入れたら、通知が大変なことになっていました。フォロワーさんに現地で祝ってもらえたことがうれしかったです」という東雲さん。愛用のペンライトに、またひとつ楽しい思い出が加わったようです。

（Hint-Pot編集部）