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日本の“オタク文化”に感動 秋葉原探索で外国人投手がうれしかったこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

トレバー・バウアー投手【写真:Getty Images】
トレバー・バウアー投手【写真:Getty Images】

 YouTubeチャンネルが大人気になっている、プロ野球・横浜DeNAベイスターズ(DeNA)のトレバー・バウアー投手。試合とトレーニングの合間に日本のさまざまな場所を訪れて、日本文化と積極的にふれあっています。注目を集めたのは、電気街として有名な東京・秋葉原で、ゲームセンターやカードショップを初体験したときの様子。日本が世界に誇る“オタク文化”を堪能しています。

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アーケードゲームを探して世界に誇る電気街・秋葉原を探索?

 大きなゲームセンターを求めてバウアー投手がやってきたのは、秋葉原。お目当てのゲームセンターを見つけて入店すると、入口付近にはエナジードリンクやお菓子をゲットできるゲーム機が設置されていました。これには「ここで何時間も遊ぶにはエネルギーが必要だし、お腹が減るからね」と納得の表情です。

 そして、フロア案内で1階から3階がクレーンゲーム、4階がダーツとピンボール、5階がイベントスペースであることを確認すると、4階へ移動します。レーシングゲームができることを知り、「してみようかな」と反応するバウアー投手。しかし、やり方がわかりません。「あ、コインが必要なんだね。1プレー200円。カードが必要。現金からコインに両替するんだね」と気がつくと、両替機を使い1000円分をコインに換えて、チャレンジを始めました。

 すると、ゲームはうまくいったようで「1位だって。車はボコボコだけど。ぶつけまくったし(笑)」とうれしそうな表情。本気になったバウアー投手は、カメラを置いて「もう一回!」と再チャレンジします。そして、またしても1位になって満面の笑みを浮かべるのでした。

「オタクなのにアスリートの世界に潜り込んだ」 高校時代の意外な趣味

「アーケードゲームを探す旅は斬新だったかも。アニメでも見てみようか。アニメのことを知りたいんだ。僕には理解できないから。その魅力がわからない。だからどういうものなのか(知りたい)」

 そう言ってゲームセンターの次に入ったのは、とあるカードショップ。人気トレーディングカードゲーム「遊戯王」のカードを発見すると、「子どもの頃を思い出すよ。高校生の頃、『遊戯王』と『ポケモン』をやっているオタクだった。僕は基本的にオタクで、オタクなのにアスリートの世界に潜り込んで、オタクなのにアスリートよりいい成績を出せるって証明してるんだ」と明かしました。

 店内にズラリと並べられたカードを見て、うれしそうなバウアー投手。「三つの青い目のドラゴンを持っていたよ」とカードを指差すと「これも持っていた。これとこれとこれと……そして、これも」と、思い出がよみがえってきたようで大喜び。「300枚ぐらい持っていた。遊んでいたけど、ルールの記憶がない」と、懐かしそうな表情を見せていました。さらに訪れたゲームショップでは「ゲームボーイアドバンス」と「ポケットモンスター ファイアレッド」を見つけて購入。「やったー! 赤バージョン、ゲットだぜ。日本で日本語バージョンを買った。うれしい」と喜んでいました。

 メジャーリーグから来た大物助っ人とは思えない、素の表情を見せてくれるバウアー投手に対し、動画の高評価は2万件以上に。コメント欄には「ゲーセンのエナジードリンク見て『ここで何時間も遊ぶにはエネルギーがいるからね』という視点が好きすぎるし、アメリカンすぎる」「漫画アニメ文化が日本じゃ普遍的すぎて、専門店ではなく普通の本屋でも大量に漫画が置いてあるのを知らずに“漫画屋”を探してるのおもしろいな」「同人コーナー入って即退散するのおもしろい」などの声が寄せられています。

 着々と日本の文化に慣れ親しんでいるバウアー投手。日本人にとってはとてもうれしい限りですが、やはり気になるのは次に訪れる場所。どんな表情を見せてくれるのか、楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)