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「ブラジルとはまったく比にならない」 初訪日のブラジル人が感激した日本の食べ物とは
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世界各国の料理にはそれぞれの魅力がありますが、国民の趣味嗜好が反映されていることもあります。海外で食べる日本食が、思っていたのと違うこともしばしば。ブラジルから来た男性は、母国で食べられる日本食が本場とはまったく違うことに驚いていました。一番好きな日本の食べ物は、いったいなんだったのしょうか。
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移動に新幹線を多用 日本の技術の高さに感心
日本のほぼ裏側にあたるブラジルから、家族4人で来たというオラボさん。初めての日本旅行で、到着までなんと約24時間かかったそうです。
滞在期間は15日間。大阪、京都、神戸、広島などをめぐり、これから富士山と東京を訪れる予定です。移動には主に新幹線を利用しているのだそう。
「日本の文化が好きだし、ブラジルとは何もかも違いますよね。日本の技術は素晴らしい。ブラジルにはこのような乗り物がないので、とても速くて非常に未来的だと感じます」と感嘆の声を漏らしました。
「本場で食べるのは違う」 オリジナルの日本食に舌鼓
ブラジルには1900年代から日本人が移住し始め、現在は世界にいる日系人500万人のうち270万人と最多です。そのため日本食レストランも多く、ブラジルの最大都市・サンパウロには1000以上の日本食レストランが存在します。
オラボさんたちもブラジルで日本食に慣れ親しんでいますが、日本との違いにとても驚いたようです。
「日本では寿司が一番おいしかったですね。ブラジルの日本食とはまったくもって比にならないです。本場で食べるのはやはり違います。ブラジルで食べる日本食は、やはり何かしらブラジル人が好むような味付けになりがちなんです」
日本でもイタリア発祥のパスタが独自の発展を遂げ、ナポリタンや和風パスタなど、日本人が好むような味付けに変化しているものもあります。もちろんそれらも十分おいしいですが、本場の味に感動することも。
オラボさん一家の日本旅行は、残すところ富士山周辺と東京のみ。ブラジルへ帰るまでに、さまざまな日本食にトライしてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)