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実はドイツでも流行中 ドイツ人が“本場”でハマった日本のファストフードとは
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「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されて10年。本格的な伝統料理から庶民の味まで、日本の食が世界で人気を集めています。初来日したドイツ人はここ数年、自国でもブームとなっている日本のある食べ物のおいしさに目覚めたようです。いったい、どんなものを食べたのでしょうか。
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日本の自然を楽しみに各地へ 「見られればいいな」と思う風景
東京で外国人観光客を多く見かける街のひとつ、原宿で出会ったのが、初めて日本を訪れたというデニスさんとシュテフィさんのドイツ人カップルです。ふたりは22日間の滞在予定で、紅葉など日本の自然の風景を楽しみにしているそう。今後は「東京から西のほうに向かっていく」と、デニスさんは予定を教えてくれました。
「今回は松本城、河口湖、高山、京都、広島、長崎、熊本に行く予定なんだ。河口湖から、富士山が見られればいいなと思っているよ」
長野県や岐阜県、関西や中国地方を経て、九州まで向かう旅。デニスさんが富士山の絶景を期待する河口湖は、富士五湖のひとつで一番長い湖岸線を持ち、春は桜、初夏はラベンダー、そして今の時期は紅葉が見頃の季節を迎えています。天気が良ければ、美しい湖と紅葉とともに、雄大な富士山の姿が楽しめることでしょう。
ドイツでも人気が高まりつつあるおにぎり
話を聞いた前日は、鎌倉でハイキングを楽しんだというふたり。デニスさんはそこでハマった食べ物があるそう。
「昨日の鎌倉で、僕はツナのおにぎりを食べたんだ。コンビニエンスストアとかではなくて、お店でね。とてもおいしかったよ。だから、その後はコンビニで牛肉入りのおにぎりも買って食べたんだ」
本場である日本で、おにぎりのおいしさに目覚めた様子のデニスさん。実は、数年前からドイツでもおにぎりの人気が高まっているのだとか。
すでに複数の専門店ができているほか、日本の行列が絶えない人気専門店で修業した人がドイツで出店し、たちまち人気店になっているのだとか。さらに、スーパーマーケットのお総菜売り場にも、おにぎりが置かれる店もあるなど、ポピュラーな存在になりつつあるようです。
ふたりが楽しみにしている日本の自然の風景を見ながらのおにぎりは、また格別。この旅を通じて、おにぎりがデニスさんの大好物になりそうですね。
(Hint-Pot編集部)