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トウモロコシと間違って食べてしまう人も 河川敷に自生する有毒植物「テンナンショウ属」の誤食事故に注意喚起
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子どもたちと河川敷などへ、レジャーに出かける機会が増える季節。気を付けたいのが、有毒植物の誤食です。「食の安全・安心」や「食品衛生」に関する情報を発信している、神奈川県庁生活衛生課の公式アカウント、かながわ食の安全・安心(@Kana_shoku)は、秋にかけて事故が増える「テンナンショウ属」について注意喚起。自生場所や症状などを紹介しています。
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誤食すると口腔や口唇のしびれが
「テンナンショウって知ってますか?」
そんな書き出しの投稿には、1枚の画像が添えられています。そこには、ツヤツヤとした緑色の実をつけた、トウモロコシのような植物が。実の大きさは11センチほどにもなります。
さらに、「テンナンショウは林の中や河川敷に自生している植物です。誤って食べてしまうと、唇のしびれや腫れ、腎機能障害等の中毒症状が発生します。食用と確実に判断できない植物は絶対に食べないでください!」と、有毒植物への注意を呼びかけました。
神奈川県ホームページによると、テンナンショウ属とは、約30種以上の種類があり、北海道から沖縄まで全国的に分布しています。代表的なのは、マムシグサ、マイヅルテンナンショウなど。果実をつける初夏から秋にかけての誤食による事故が多く、6月には神奈川県内で実際に、河川敷で採取したテンナンショウ属を食べた男性が、救急搬送されました。
主な症状は、口腔、口唇のしびれや腫れ。摂食後30分以内の短い潜伏期間の後に発症します。また、腎臓にシュウ酸カルシウムが沈着して腎機能を障害することもあるので注意が必要です。
誤食事例の多くは、緑色の未熟の果実をトウモロコシと間違えて食べたことにより発生しているほか、タラノキの芽と間違えた事例もあります。熟すと真っ赤に色づき果物のようにも見えるので、子どもを河川敷近くで遊ばせる場合にも、誤食しないように注意しましょう。
(Hint-Pot編集部)