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日本を離れてわかったすごいところ イギリス暮らしで驚いた 夏場のゴミ捨て場のすさまじい状態とは
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夏場は、ゴミの処理や臭い問題に頭を悩ませがちです。日本ではゴミの分別が細かく指定されていることで有名なように、ゴミ回収は国が変われば事情も大きく変わります。ひょんなことからイギリスに移住、就職した海外在住歴7年Moyoさんが、外国暮らしのリアルを綴るこの連載。第36回は、イギリスのゴミ回収についてです。
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週2回も可燃ゴミを回収に来てくれるのは当たり前ではない!
酷暑が続くと、困るのがゴミ問題。どんなに対策していても臭いが出やすく、管理が悪いと虫が湧いてしまうこともあります。日本でも対策に悩んでいる人が多いかもしれませんが、イギリスやフランスで生活してみると、改めて日本はすごいと思ったことが。
それは、燃えるゴミの回収日がほとんどの地域で週2回はあること。そもそも可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源、ペットボトルなど、細かく分別するルールも特徴的かもしれません。
イギリスでは、カウンシル(行政地区)によりますが、大きく分けて一般ゴミ、リサイクル(資源ゴミ)、フードウエスト(生ゴミ)、ガーデニングの4種類に分けられます。それぞれ専用のボックスや袋が配布され、普段は自宅の敷地内に置いて保管します(一般ゴミは自分でボックスを用意してOKなことも)。そして、まとめたゴミをそのボックスに入れておき、回収日に自宅の前に出しておけば業者がゴミ回収に来てくれます。
私が住んでいた地域ではこのようなやり方でした。
・一般ゴミのボックス:緑色や茶色などの縦型ボックス
・リサイクルボックス:緑色の平型ボックス
・フードウエスト(生ゴミ):茶色のボックス(大小サイズあり)
・ガーデニング袋:緑色のポリプロピレン製のショッピングバッグのような大きな袋
リサイクルボックスは、フタがカチッとしまるタイプではありません。一般ゴミのボックスはフタと胴体とつながっているタイプ、もしくは左右2か所をパチッと留めるタイプです。しかし、どちらも強風や雨の日にフタだけ飛ばされてしまうことがしばしば。そのたびにフタ探しの旅へ出かけ、とても疲れたのを覚えています。隣人の家でも、ゴミ箱の上に重石を置いて対策している光景をよく見かけました。
そしてなにより、回収されるのは基本的に週1回のみ。そう、どんなにゴミ箱がパンパンになっても、暑くて臭ってきても、たった1回しか来てくれません。