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ジメジメの日も熱中症に要注意 「間違った水分補給3選」 消防局の投稿に「勉強になりました」の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

熱中症予防には正しい水分補給を知っておくことが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】
熱中症予防には正しい水分補給を知っておくことが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 梅雨明け前のジメジメとした日が続いています。湿度が高いと、気温がそれほど高くなくても熱中症の危険性が高まるので要注意。こまめな水分補給が欠かせません。福岡県の大牟田市消防本部が、公式インスタグラムアカウント(omuta.fd)に「間違った水分補給3選」と題したわかりやすい動画を投稿し、注目を集めています。

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3つの間違いをわかりやすく表現

 湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体に熱がこもって体温が上がり、熱中症になるおそれがあります。湿度が高くても気温がそれほど高くない日は、室内にいると油断しがちですが、熱中症予防や熱中症が疑われるときの対処法としてこまめな水分補給が大切です。

 しかし、正しく補給をしないと症状を悪化させてしまうことも。同局は「みんなはいくつわかったかな!?」とコメントを添えて、「間違った水分補給3選」と題した動画を投稿し、注意を呼びかけています。

 1つ目のシチュエーションでは、2人の男性がのどが渇いたと会話しています。「飲む?」と水を差し出されるも、「俺、のど渇いてないからいらない」と断ってしまいました。

 これに対し、キャプションで「のどが渇いていなくても、体が脱水状態になっていることがあります。とくに年を重ねるとのどの乾きに鈍くなるといわれています。起床後、外出から戻ったらなど定期的な水分補給が必要です」と解説。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分をとることが大切です。

 ほかにも、水分補給のためにコーヒーとお酒を飲む人や、「水分補給は量が大事なんだよ」と合計3.5リットルものミネラルウオーターを飲もうとする場面も。それぞれ、水分補給には適していない理由がキャプションで解説されています。

水分・塩分を適切に補給しよう!

 投稿のコメント欄には、「勉強になりました」「印象に残る!!」「まさしく昨日、義母が熱中症で救急搬送されました。日頃からポカリでの水分補給をうるさく言ってきたのに聞き入れてくれず、とても残念に思います」などの声が寄せられています。

 飲み物で水分を摂取する量は、1日あたり1.2リットル程度が目安とされています。大量の発汗がある場合は、適宜調整しましょう。また、水だけでなく塩分を含む飴やタブレットなどとともに、塩分を補給することも大切です。

 また、「熱中症警戒アラート」発表時は外出をなるべく控え、エアコンや遮光カーテンなどで室内の温度を調整するなど、暑さを避ける工夫をしましょう。

(Hint-Pot編集部)