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フランス人「日本人にとっては何か特別なものなんですよね?」 日本人経験者は2割弱 羨望の経験とは
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日本は独特の伝統文化や美しい景色など、さまざまな観光資源に恵まれ、多くの外国人観光客を魅了しています。フランスから来た男性ふたり組は、滞在期間中に日本人でもうらやましいと感じるような経験をしていました。いったい、どのようなことだったのでしょうか。
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「『もう二度と登らない』って思いましたよ(笑)」
フランス人のトーマスさんとエリックさんのふたりは、親子ほどの歳の差はありますが、友人同士。トーマスさんは初めての、エリックさんは2回目の訪日だといいます。
「とにかく日本は、文化がまったく異なるから来てみたかったんです」とトーマスさん。12日間の滞在で、東京、大阪、京都などの大都市をメインにめぐる予定ですが、ふたりはすでに旅のハイライトを終えていました。
「昨日、富士山に登って来ましたよ」
きちんと準備をして富士登山を楽しんだふたり。選んだのは、静岡県側から登る富士宮ルートでした。晴天率50%とも言われる富士山で天候に恵まれ、山頂をぐるりと一周する「お鉢めぐり」もしたそう。晴天でなければ見られない絶景を体験できたのは、うらやましい限りです。
「でも正直、昨日は『もう二度と登らない』って思いましたよ(笑)。それほど疲労困憊でした」
エリックさんは笑いながら、初めての富士登山の体験を振り返ります。ふたりは登山には慣れているものの、標高の高い山はあまり登ったことがなかったのだそうです。
「歩くことや登ること自体はまったく問題なかったのですが、普段はここまで高い山は登らないので、空気の薄さは感じましたね」
世界遺産にも登録 多くの物語や絵画にも
外国人観光客にも大人気の富士山ですが、登ったことがある日本人は2割に満たないという調査結果も。標高の高さといった難易度のほか、日本では神聖な山と考える人も少なくありません。
「富士登山というのは日本人にとっては何か特別なものなんですよね?」
そうエリックさんが言うように、日本一の高さを誇る富士山は、古来、日本人の自然観や山岳信仰などの文化に大きな影響を与えてきました。美しさから多くの物語や浮世絵などの題材ともなり、2013年に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」という名称で世界文化遺産に登録されています。
最近では、オーバーツーリズムなどで話題になることが多くなってしまった富士山。ルールやマナーを守って、日本のシンボルでもある美しく雄大な富士山をたくさんの人に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)