カルチャー
友達3人で初めての日本旅行 「富士山の山小屋で食べた味」が決め手のお土産とは
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日本へやってくる外国人観光客にとって、富士山ははずせない人気のスポット。今年はもう閉山していて登ることはできませんが、期間中には多くの外国人観光客が山頂を目指しました。天候に恵まれず挑戦できなかったという、新宿駅で出会ったハンガリー人男性は、登山は断念したもののおいしいものと出合うことができたそうで、その味をお土産として母国へ持ち帰ることにしました。男性がお土産に選んだものは、いったいなんだったのでしょうか?
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悪天候で富士登山を断念 山小屋で食べたカレーに感激
外国人観光客の姿も多く見かける新宿駅で出会ったのは、ハンガリー人男性のバラージュ・ボルガさんとスージ・ティボーさん、ふたりの友人でハンガリー人女性のブダイ・ドーリさん。翌日に早朝便で帰国するため、成田エクスプレスの切符を購入したところでお話を聞かせてもらいました。
3人とも、日本に来たのは初めて。日本でエンジニアとして働くハンガリー人の友人に会うために、日本旅行を計画したそうです。
滞在期間は2週間。滞在中には、大阪や京都、日光など、外国人観光客にとって定番の観光スポットへさまざま足を運びました。バラージュさんたちは、おいしいものをたくさん食べて、存分に日本を堪能しましたが、ひとつだけ悔しい出来事があったそうです。
「富士山にも行ったんだ。でも天気が悪すぎて……。本当は登りたかったんだけど、残念ながら諦めたんだ」
日本旅行の目的として、富士登山を計画に組み込む外国人観光客は少なくありません。今年は9月10日で閉山となりましたが、登山シーズン期間中には多くの外国人観光客が“ご来光”を拝むために山頂を目指していました。天候には恵まれなかった3人ですが、バラージュさんには“うれしい出合い”もあったようです。
「富士山に行ったとき、山小屋で食べたカレーがとてもおいしかったんだよ。だから、お土産にカレーのレトルトを買ったんだ」
そう言いながら、買ったお土産をうれしそうに見せてくれたバラージュさん。ハンガリーに帰国してからも、お土産で買ったカレーを食べて日本のことを思い出してくれたらいいですね。そして、また日本へ来たときには、今度こそ富士登山が楽しめますように。
(Hint-Pot編集部)