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「日本人のほうが断然、親切」 日本のおもてなしに驚いたスイス人 丁寧に扱われて「感動しました」と目を見張ったものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

スイスから来た(左から)ヤナさんとダニエルさん【写真:Hint-Pot編集部】
スイスから来た(左から)ヤナさんとダニエルさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本のホスピタリティは世界一とも称されますが、実際に日本を訪れた外国人観光客はどのようなことに感動するのでしょうか。3週間の滞在予定で訪日したスイス人女性は、日本のお店で驚いたことがあったといいます。「日本人のほうが断然、親切」と感じた出来事の数々とはなんだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

日本の建物は「窮屈ではなくて、落ち着く」

 初めて日本を訪れたという、ダニエルさんとヤナさん。スイス最大の都市、チューリッヒからやって来ました。滞在予定は3週間。ふたりは、札幌や青森、宮城、石川、長野など日本各地をめぐり、最後に訪れた東京観光中に話を聞かせてくれました。

 短い期間ではありましたが、日本の食や文化など、さまざまなことを体験できたというふたり。そのなかで、日本の建物について、気がついたことがあったそうです。

「店内や宿泊した部屋など、スペースが狭いと感じたところが多かったです。けれども、それが窮屈ではなくて、落ち着くなと思って過ごしていました」

「日本の人のホスピタリティは抜群」

 また、ふたりが感動したのは、日本人の“おもてなし”精神でした。

「日本の人のホスピタリティは抜群ですね。困っているとすぐに助けてくれて、あれこれと面倒を見てもらいました。一言、二言ですが、覚えた日本語を話してみると、すごく喜んでくれたのもうれしかったです」とダニエルさん。

 一方、ヤナさんは店員さんの細やかな気遣いに驚いたといいます。

「お店で『これはどんな物?』って聞いたら、中身を開けて見せてくれたんです。さらに、買ったものを大事に扱って、とても丁寧に包んでくれたことに感動しました」

 訪日外国人が驚くことのひとつに、日本の「包装」文化があります。ただ実用的に包むのではなく、大切な人に喜んでほしいという気持ちが込められています。また、物が壊れないよう、大切に守るという意味もあるでしょう。

 ヤナさんは、そんなホスピタリティあふれる日本に、母国と同じ居心地の良さを感じたと話します。

「日本とスイスには共通点が多くて、ホームのような、そんな気持ちになりました。自然が豊かなところもそうだし、人との距離感もそう。相手のペースを尊重して、放っておいてほしいときにはそっとしておいてくれるところも似ています。日本人のほうが断然、親切ですけどね!」

 すっかり日本の虜になった様子のふたり。帰国したらぜひ、日本の魅力を多くの人に伝えてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)