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夏のニューヨークで気づいた「日本ならではの心配り」 プールで起きた驚きの出来事

公開日:  /  更新日:

著者:ユキ

ロカウェイビーチ【写真:ユキ】
ロカウェイビーチ【写真:ユキ】

 全米各地で6月末をはじめ、猛暑警報が発令されるなど、今年の夏は厳しい暑さがアメリカを襲っています。人々はどのように猛暑をやり過ごしているのでしょうか。妻の海外赴任に伴い、アメリカ・ニューヨークで駐在夫、いわゆる「駐夫(ちゅうおっと)」になった編集者のユキさん。この連載では、「駐夫」としての現地での生活や、海外から見た日本の姿を紹介します。第12回は、ニューヨークの夏についてです。

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セントラルパークで見た上半身裸の男たち

 日頃の運動不足解消のため、週に2回ほどセントラルパークをランニングしているのですが、先日、公園内にあるシープメドウと呼ばれる広場を横切ったときに、上半身裸の男性たちがたむろしているのを見かけました。

 シープメドウはセントラルパークの南西にあり、その名前は、かつて羊が放たれていた牧草地であったことに由来します。青々とした広大な芝生に覆われて、見晴らしが良く、多くのニューヨーカーや観光客が訪れる人気スポットです。

 夏になると水着姿で日光浴をしている人をよく見かけるので、それ自体はとくに珍しくはないのですが、そのとき100人以上はいたのではないでしょうか。マンハッタンの高層ビル群を背景にして、それはインパクトがある光景でした。

 何かしらのイベントがあったのではないかと思い、セントラルパークの公式サイトを確認してみたのですがとくに記載がなく、何があったのかはわからずじまい。

 今年の日本の夏は、各地で40度近い気温が続く酷暑だと聞いています。ニューヨークでも夏は暑く、日本ほどではないですが湿度も高いので、暑さ対策が必須です。携帯型扇風機を持ち歩く人もよく見かけます。

 今年は6月末くらいに酷く暑い日が続き、警報も出ていたのですが、7月半ばあたりから少し落ち着いてきた感じがします。

 ニューヨークはサマータイムがあることもあってか日が長く、夏至の頃には午後9時を過ぎても明るさが残っていました。ですが、しだいに日が短くなってきており、心なしか夏が終わりに向かっていっているような気すらします。

 冬の寒さが厳しいニューヨークでは、夏が短く感じられるので、太陽を浴びられるうちに浴びておこうと考えるのでしょうか。日光浴をしたり、ビーチに出かけて夏を満喫したりしようという人が多いような気がします。