Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「カレーがめちゃくちゃ美味しくなる」 料理長が教える裏技が目からウロコ 「これはブックマーク案件」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

麦ライスさんが作ったカレーライス。ご飯が右側なのも意味がある【写真提供:麦ライス(シェフ)(@HG7654321)さん】
麦ライスさんが作ったカレーライス。ご飯が右側なのも意味がある【写真提供:麦ライス(シェフ)(@HG7654321)さん】

 日本の国民食カレーライス。具だくさんでピリっとスパイシーな味つけは夏にもぴったりで、家庭のみならず、キャンプ場などでも作る人は多いでしょう。そんなカレーが「めちゃくちゃ美味しくなる」コツがネット上で大きな話題になっています。投稿したのは、都内のレストランで料理長を務める麦ライス(シェフ)(@HG7654321)さん。詳しい話を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

「やってみるとコレは本当にいい出汁がでます」

「カレーを作るときに、ガッツリ茶色くなるまで炒めたマッシュルームを入れるとめちゃくちゃ美味しくなるのを全人類に知ってほしい」

 12日、麦ライスさんが画像を添えてXに投稿すると、2.7万件の“いいね!”が寄せられる反響に。「美味しいカレーの研究に役立ちそうな知識がまた1つ増えた」「早速、真似をしてみよう」「これはブックマーク案件」「カレー作りの新常識になるかも」「インドカレー店にも店によってはマッシュルームカレーってあるけど、やってみるとコレは本当にいい出汁がでますね」など多くの声が上がりました。

 カレーを作る際、玉ねぎをよく炒めるというのは聞きますが、茶色くなるまで炒めたマッシュルームを加えるというのは目からウロコの工夫です。

 麦ライスさんに発案のきっかけを聞くと、「洋食ではマッシュルームを赤ワインソースなど重たいソース類のだしとして使用することが多く、そこから着想を得ました」と説明。

 四等分に切ったマッシュルームをサラダ油を引いたフライパンで炒める時間については、「強火で5分かからないです」と続けました。「きのこ類は油を物凄く吸うので表面に油が無くなると焦げてしまいます。なので様子を見ながら油を継ぎ足して焼き続けましょう」と助言しています。

 画像のマッシュルームはホワイトを使用しています。スーパーで買う際、ブラウンを選んでもいいのでしょうか。

 麦ライスさんは、「ブラウンでも大丈夫です」とした上で、「ホワイトマッシュルームのほうがエグ味のないスッキリした深みのある味わいになります」とわずかながら味の違いがあると明かしました。

「ちなみにルーは左派です」に込められた意図

味の決め手はマッシュルーム【写真提供:麦ライス(シェフ)(@HG7654321)さん】
味の決め手はマッシュルーム【写真提供:麦ライス(シェフ)(@HG7654321)さん】

 また、麦ライスさんは、カレーの盛りつけ画像を投稿し、「ちなみにルーは左派です」と付け加えています。

 これにもプロならではの視点がありました。

「ルーはただスプーンですくうだけですが、ライスは一口大にするための調節が必要になります。その際に右利きの場合ご飯が左にあると一度スプーンの向きを変えることになり、調節が少し難しくなります。なのでスムーズに食べるためにご飯を右にしています」

 食べる人への心配りを感じますね。相手が左利きの場合はルーが右でご飯は左がよさそうです。

 人気の高いカレーのライフハック。しかも簡単にできるとあって、大きな反響を呼びました。

 麦ライスさんは、「“やったらおいしそう感”が皆さんに伝わったことがうれしい限りです。今後も料理人ならではの発想で楽しくおいしい内容を発信できたらと思います」と結びました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)