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ママ友づきあいは日本のほうが楽? 子どもの友達の誕生日プレゼントに4000円以上 ハワイの驚くべき文化とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

月に1~2回は誕生日パーティーに参加するので、部屋の片隅にはいつも人へのプレゼントが待機している。けっこうスペースを取る…【写真:i-know】
月に1~2回は誕生日パーティーに参加するので、部屋の片隅にはいつも人へのプレゼントが待機している。けっこうスペースを取る…【写真:i-know】

 アメリカ・ハワイへ10年前に移住し、ロコ(地元民)と結婚することになった45歳の主婦ライターのi-know(いのう)さん。高齢出産の末、誕生した子どもたちは現在、小学2年生の7歳男児(通称・ロコ男)と、飛び級でキンダーガーデンに進級予定の4歳女児(通称・ロコ美)の2人です。普段は現地の学校に通っていますが、夏休みは一時帰国し、日本の幼稚園や小学校に行っています。その経験を通して、このコラムでは日米の子育てや、i-knowさんがそれぞれの学校生活で「ここが変だよ」と感じたこと、逆に「いいね!」と思った点などをご紹介。第4回は「親“あるある”」をテーマにリポートします。

 ◇ ◇ ◇

娘の友達から盛大な誕生日パーティーの招待が

 ある日、4歳の娘・ロコ美がプリスクールに登園すると、20人いる子どもたちのキャビネットに1通ずつ、白い封筒が入っていました。中のカードには「エミリーは今度5歳になります! 誕生日パーティーに参加してね」の文字が。

 どうやらロコ美の同級生の誕生日パーティーが開催されるようで、招待状には出欠確認を取るため、これまで一度も話したことがないエミリーちゃんのお母さんの連絡先が明記されていました。

 パーティーの場所は、子どもが大好きな室内アスレチック施設・KIDS CITY。日本でいうところのファンタジーキッズリゾートと言えば、みなさんもイメージが湧くでしょうか。

 これにはロコ美も私も大興奮! その理由は、もちろんKIDS CITYで遊べるからです。私が大興奮した理由は金銭面。こういう室内アスレチック施設って、そこそこ値段がいくんですよね。子ども(12か月~13歳)は24ドル(約3520円)で、大人は5ドル(約730円)なので、家族4人(私・夫・子ども2人)で行くと58ドル(約8500円)かかります。

 参考までに、神奈川県のファンタジーキッズ港北店の値段を調べてみると、8月中は休日料金に限定されるようで一日遊び放題1800円(大人と子どもは同一料金)。家族4人で行くと7200円なので、ハワイのKIDS CITYより若干お安く、しかも一日遊び放題なのでお得です。

子どもの誕生日に14万5000円以上かけるのは一般的

KIDS CITYはホノルルとカポレイの2か所。同料金だが、ホノルルのほうが広くて遊具が多い【写真:i-know】
KIDS CITYはホノルルとカポレイの2か所。同料金だが、ホノルルのほうが広くて遊具が多い【写真:i-know】

 さて、話をエミリーちゃんの誕生日パーティーに戻しましょう。「KIDS CITYに無料で行けるなんて、ラッキー♪」と考えた図々しい私は、今までまったく交流がなかった分際で、エミリーちゃんのお母さんに出席することを伝えました。

 そして、招かれた日時にKIDS CITYにいってみると、すぐにパーティールームへ通されました。安くない入場料に加えて、パーティールームを利用するといくらかかるのだろう? スマートフォンを取り出し、こっそりパーティー料金を調べてみると……。

 パーティープランは通常の入場料とは違う価格設定でした。20~40人を収容できる部屋と人数分の椅子とテーブル、保冷ボックスとスピーカー&マイクがついて、週末料金1人32ドル(約4700円)。なんと、大人と子どもが同一料金です。ざっと見たところ、パーティーには30人ほど集っているので、最低でも960ドル(約14万800円)は支払っている模様です。しかも、それ以外に食べ物と飲み物が別料金……!

 たった5歳の娘にどれだけお金をかけているんだ! と庶民的(ケチ?)な感覚の私は思ってしまいますが、子どもの誕生日パーティーに1000ドル(約14万6700円)以上かけるのは、実はハワイでは一般的です。日本で子どもの誕生日に30人を招いてパーティーをするご家庭はそれほど多くないと思うので、1000ドルは驚くべき金額ではないでしょうか。