佐助くんはみんなに愛されるお兄ちゃん的存在

　飼い主さんはもともといぬが好きで、ねこにはあまり興味がありませんでした。しかし、佐助くんと出会い人生が一変。初めてのねことの暮らしがスタートしました。

　そして佐助くんとの暮らしに慣れた1年後、シンガプーラの「花」ちゃんが家族に仲間入り。さらに1年後には、獅子丸くんをお迎えしました。

　新しい家族を優しく受け入れた佐助くんは、花ちゃんと獅子丸くんにとって優しいお兄ちゃん的存在です。

　3匹で幸せいっぱいの日々を過ごしていましたが、2023年5月、残念ながら獅子丸くんは7歳で虹の橋へ。佐助くんは獅子丸くんの亡骸に寄り添い、ずっと毛づくろいしていたそうです。火葬したあとも、佐助くんは玄関で獅子丸くんの姿を探していました。

落ち込む飼い主さんを支え続けた佐助くん

　獅子丸くんがいなくなり、落ち込む飼い主さんを救ってくれたのは佐助くんでした。獅子丸くんにしていたように、ずっとそばにいてくれたおかげで、飼い主さんは前向きな気持ちになったといいます。

「私が泣くと目の前で変なポーズを取って無理やり笑わせてくれて、『ママ大丈夫だよ！　僕がいるよ！』って言っているみたいでした。本当に優しい子で、私にとって佐助は自慢の“息子”です」

　佐助くんの励ましもあり、元気を取り戻した飼い主さん。その後、獅子丸くんと同じキャバリアで女の子の「まる」ちゃんを新たにお迎えし、にぎやかな毎日を過ごしています。

　まるちゃんは9か月になったばかりで、とても甘えん坊。常に飼い主さんのそばにいて、離れようとしないとか。そんなまるちゃんに、花ちゃんがやきもちを焼いたり、その様子を佐助くんが優しく見守ったりしているそうです。きっと、獅子丸くんも空の上から見ているでしょう。

　佐助くん、花ちゃん、まるちゃんの日常や獅子丸くんとの思い出は、飼い主さんのインスタグラムアカウント（sasukemama1028）でも見ることができますよ。

○取材協力：まる（@nanamaru0590）さん

（Hint-Pot編集部）