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台風やゲリラ豪雨による冠水 注意すべきポイントを警視庁が呼びかけ 「膝下の冠水でも危険です」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

台風やゲリラ豪雨などで冠水することも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
台風やゲリラ豪雨などで冠水することも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 台風やゲリラ豪雨といった大量の降雨により、道路などが水浸しになってしまう冠水。見慣れた道が川のようになり、水位が低くても足元が見えず危険です。こうした状況に備え、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、冠水時についての注意喚起をしています。

 ◇ ◇ ◇

「冠水すると足元が見えないのが怖い」

 本格的な台風シーズンを迎え、雨による河川の増水や浸水被害が心配な時季。台風だけでなく、ゲリラ豪雨などで短時間に大量の雨が降ると、急に道路が冠水することもあります。

 同課のX担当者さんは「突然の豪雨。膝下の冠水でも危険です」と注意喚起。投稿には、イラストを使ったわかりやすい画像も添えて、気をつけるべきポイントを説明しています。

○冠水した道路を歩くときのポイント
・フタの開いたマンホールや倒れた自転車などが隠れているので、傘などで足元を探りながら進む
・長靴より運動靴のほうが、紐をしっかり結べば脱げにくい

 水位が低かったり、雨がやんでいたりすると油断しがちですが、水が濁っていて足元が見えないと、よく知っているはずの道に思わぬ危険が潜んでいることがあります。また、汚れた水の中を歩くため、けがを防ぐなどの観点から脱げない靴を選ぶのが大切です。

○冠水した道路を車で移動するときのポイント
・縁石の高さは約15センチ。縁石が沈み込んだ道路は迂回する

 水が車の底面に達するとエンジンやマフラー内部に水が入り、車が動かなくなることも。水面の高さがタイヤの高さの半分以下でないと、安全に走行できないといわれています。車種によっても異なりますが、縁石など目視できるものを目安に、少しでも安全なルートを選ぶ必要がありそうです。

 さらに、冠水を改善するため、側溝などのゴミや落ち葉を取り除く際も注意が必要です。急に取り除くと、急激に変化した水圧によって側溝に吸い込まれる危険性があります。

 知っておきたい冠水時の注意に、2000件を超える“いいね”が。リプライ(返信)や引用リポストには、「水圧こわっ!」「側溝のゴミ除去にも注意が必要なのか」「冠水すると足元が見えないのが怖いですよね」「日常からマンホールの上は、歩かないようにしてる」「今のうちに、近所の側溝にゴミが溜まってないか確かめとくわ」などの声が寄せられています。

 気象庁によると、台風10号の影響により27日以降、全国各地で暴風や大雨の可能性があるといいます。台風への備えと併せて、帰宅時や避難の際に危険がないよう、投稿の注意点をしっかり確認しておきたいですね。

(Hint-Pot編集部)