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「アメリカのものと比べて、素材の味が生かされていると感じた」 アメリカ人が日本で初体験した「ユニーク」な食べ物とは
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海外へ行き、食べ慣れないものに挑戦するのはなかなか難しいもの。しかし、食べてみると新しい発見につながることもあるようです。日本へ初めて来たアメリカ人は、ある和スイーツを初体験。おいしさに感激しつつ、「ユニークに感じた」といいます。いったい、どんなものを堪能したのでしょうか。
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「帰りたくない」と漏らすほど大好きになった日本
アメリカ・ニューヨークの中心地であるマンハッタンからやってきたカールソンさん。お兄さんと一緒に、初めて日本を訪れました。先にお兄さんが帰国し、残り4日をひとりで過ごしています。
「日本での時間が本当に素晴らしかったので、正直帰りたくないです。帰るのが悲しいです」
名残惜しさを前面に出していたカールソンさん。滞在中は東京をメインに、京都、奈良、大阪をめぐったそうです。
日本を気に入った理由のひとつ 日本のスイーツが大のお気に入りに
母国に帰りたくないほど日本が気に入った理由のひとつは、日本で食べた「数え切れないほどのおいしいもの」だといいます。甘いものが大好物というカールソンさんは、なかでも日本のスイーツに首ったけでした。
「浅草で食べたイチゴ大福です。小豆は初めて食べたのですが、とてもおいしかったです。アメリカ人にとって、豆が甘いというのはユニークに感じましたね」
アメリカでは、豆はスイーツより食事として慣れ親しまれているそう。牛肉と豆を煮込みスパイシーな味つけをしたチリコンカンや、豚肉と豆をトマトなどで煮込んだポークビーンズなどは、アメリカの代表的な家庭料理です。そのため、カールソンさんには、豆を砂糖で煮たあんこが新鮮に感じられたのかもしれません。
「小豆の味、イチゴの味、餅のテクスチャーがどれもけんかせずに調和していて、とてもマッチしていると感じました」
イチゴ大福をはじめ、フルーツが入った大福は日本でも人気。一緒に入っているあんこも、粒あんやこしあん、白あんなどバリエーションが豊富です。
「日本のスイーツをいろいろ食べてみましたが、アメリカのものと比べて甘さが控えめで、素材の味が生かされていると感じました」
日本が大好きになったカールソンさん。また日本を訪れたときには、新しいお気に入りを見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)