カルチャー
「全然違う食べ物」とブラジル人が感動 母国と同じなのに日本で食べて驚いたものとは
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慣れ親しんだ食材でも、海外で食べると味つけや食感の違いなどで、新たな発見をすることがあります。ブラジルからやってきた夫婦は、母国では食べ慣れている食材なのに、日本で食べると「全然違う」と驚いた料理があったそうです。いったい何に感動したのでしょうか。
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ジュリアさんの父方のルーツは日系ブラジル人 願い叶って初訪日
日本のほぼ裏側にある、ブラジルのサンパウロからやってきたマルコスさんとジュリアさん。日本を訪れるのはともに初めてです。10日間の滞在で、大阪や京都、奈良、広島などをめぐり、最後に東京観光を楽しんでいるところでした。
実は、父方が日系ブラジル人だというジュリアさん。家族のルーツを知るため、「いつか絶対に日本を訪れたい」と思っていました。念願叶って訪れた日本は、想像以上に素晴らしい国だと感じたそうです。
「いざ来てみたら、すべてがパーフェクト! 見るものも美しくて、とても機能的な国。帰ったら、いかに素晴らしかったかみんなに伝えてすすめたいです」
寿司では魚よりお米 和菓子に変化したお米にも夢中
この旅ですっかり日本のファンになったジュリアさん夫婦。なかでもふたりが虜になったのは、日本人の主食であるお米です。
「お米ってこんなにおいしいんだ! ってびっくりしました」
ブラジルでは豆類のほかに、お米も主食として食べられています。そのため、ジュリアさんたちも日常生活でブラジルのお米や日本米を食べているそう。ただ、その慣れ親しんでいるお米であっても大きな違いを感じました。
「お米そのものの味、甘味とか食感が全然違います。うまく説明できないのですが……。寿司を食べていても、『魚よりもこのお米をずっと食べていたいね』って夫と言うくらいでした」
さらに、お米を原料にした和菓子にも挑戦しました。
「日本で初めて大福を食べました。ブラジルにもお米のデザートがあるけれど、大福は全然違う食べ物。これはほかにはないし、おいしかったです」
ブラジルにも、お米が原料のアロースドースというデザートがあります。お米を牛乳やコンデンスミルクなどで甘く煮込み、お好みでシナモンなどを振りかけて食べるとろっとしたスイーツ。蒸したもち米をついてできる餅や大福などとは、まったく異なる食感です。
日本とブラジルで同じように使われながらも、違う味や食感を体感したジュリアさんたち。日本の思い出話では、お米のお話も家族や友人たちに伝えてもらいたいですね。
(Hint-Pot編集部)