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「スペインではあまり食べないんです」 初訪日のスペイン人家族が日本で食べたかったものとは
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外国人観光客が、日本を訪れるうえで楽しみにしていることのひとつが日本の食事。日本を初めて訪れたスペイン人家族は到着後、真っ先にスペインにはない日本食を食べに行ったそうです。いったい、どのような日本食を楽しんだのでしょうか。
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スペインと日本を結ぶ直行便が秋に復活
スペインの首都・マドリードから来た、ホセ・ルイスさんとクリスティーナさん親子。家族4人で初めて日本を訪れており、東京のほかには金沢と京都をめぐる予定です。
「街中で観光客とすれ違う際に、スペイン語、イタリア語をよく耳にします」
母国のスペインは、全世界でフランスに次ぐ観光大国ですが、日本を訪れる外国人観光客の多さに驚いたというホセさん。現在、スペインから日本への直行便はないそうで、今回の日本旅行は乗り継ぎをしてやってきました。
そんなホセさんは、「スペイン人が多く訪れているのでは……?」と直行便の復活を熱望。希望通り、イベリア航空は10月末からマドリード-成田間の直行便を再運行するそうです。
スペインではあまり食べない日本の国民食
まだ日本に到着して間もないホセさん一家でしたが、日本で真っ先に食べに行ったものがありました。
「日本のカレーライスです。カレーって、スペインではあまり食べないんです。日本風のカレーもないし、日本の有名なカレーチェーン店もスペインには進出していません。だから、食べたことがありませんでした」
カレーが日本に伝わったといわれているのは幕末頃。その後、イギリスからカレー粉が入ってきて、誰でも簡単にカレーを作れるようになりました。さらに、1905(明治38)年に国産のカレー粉の製造・販売が開始。一気に日本の食卓に広がったといわれています。
「辛さも味もバッチリ! いろんなスパイスの味がしておいしかったです」
そうニッコリ笑ったクリスティーナさん。「日本は、食事にここまでバラエティがあるのか……と感じました」という驚きも思わず漏らしました。
これから訪れる金沢や京都でも、その土地ごとの食べ物に出合えるはず。家族で素敵な思い出を作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)