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日本の小学校で一番楽しみな時間は「給食」 ハワイ育ちの男の子が体験入学 牛乳の違いに驚いた理由とは
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アメリカ・ハワイ在住歴10年の、45歳主婦ライターのi-know(いのう)さん。ロコ(地元民)と結婚し、高齢出産の末に2人の子どもが誕生。小学2年生の7歳男児(通称・ロコ男)と、飛び級でキンダーガーデンに進級予定の4歳女児(通称・ロコ美)の2人を育てています。普段、子どもたちは現地の学校に通っていますが、夏休みは一時帰国し、日本の幼稚園や小学校へ。その経験を通して、このコラムでは日米の子育てや、i-knowさんがそれぞれの学校生活で「ここが変だよ」と感じたこと、逆に「いいね!」と思った点などをご紹介。第6回は「ロコ男が一番楽しみにしている日本の給食」がテーマです。
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「日本っぽいね~」と目を丸くされた給食の決まり
2024年6月、初めて日本の小学校に体験入学したロコ男。最初の1週間は慣れないことが多く、ストレスを抱えている様子で心配でした。
“慣れないこと”が凝縮しているのが、給食の時間。持参しなければいけないものが多く、忘れ物をしないように、親としても最善の注意を払いました。しかし、給食を食べる前に、ロコ男はやることがいろいろと多くて手こずったようです。
ロコ男が通った学校では、以下の6点を準備するよう指定がありました。
1. 自分の机を拭くための小さな雑巾
2. 使用済みの濡れた雑巾を入れるためのビニール袋
3. トレーを上にのせるランチョンマット
4. 給食当番ならマスク
5. 使い終わったマスクを入れるビニール袋
6. 上記の5点を入れる給食袋
私の時代では、給食前に机を拭くことはしませんでしたし、今でも学校によってはないところもあるようです。
驚いたのは、6の給食袋のサイズが40センチ以内と細かく決められていること。紐を伸ばした状態から袋の底辺のところまでが40センチ以内でないと、袋が床についてしまうからだそうです。
日本のみなさんにとっては「当たり前!」ですよね。でも、ハワイ在住20年のママ友にこのことを話したら、「日本っぽいね~」と目を丸くしていました。一方ハワイでは、バックパックやランチバックの大きさなど、個人の持ち物に関してサイズの指定はありません。