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「みんなと同じじゃないと恥ずかしい」 ハワイ在住の男の子が日本の小学校に体験入学 買ってあげれば良かったと後悔したものとは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

日本の小学校に体験入学した男の子が、ランドセルに対して感じたこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
日本の小学校に体験入学した男の子が、ランドセルに対して感じたこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 アメリカ・ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現地で2人の子どもを育てている45歳の主婦ライター・i-know(いのう)さん。子どもたちは現在、小学2年生の7歳男児(通称・ロコ男)と、飛び級でキンダーガーデンに進級した4歳女児(通称・ロコ美)です。普段は現地の学校に通っていますが、夏休みは一時帰国し、日本の幼稚園や小学校へ通っています。その経験から、日本とハワイの教育事情をご紹介。第5回は、日本の小学校に体験入学して気がついた、「ランドセルとバックパックの違い」についてです。

 ◇ ◇ ◇

日本の小学校に体験入学 ランドセルを用意しなかったら…

 我が息子、ロコ男は7歳。8月にハワイの学校で小学2年生になりました。日本とハワイは学校のスタート時期が違うため、日本では小学1年生。昨年は夏休みを利用して日本の幼稚園に体験入園し、今年は晴れて小学校に体験入学させてもらうことになりました。親もロコ男もドキドキ!

 入学前にランドセルを買おうか迷ったのですが、通学するのは1か月未満なので、ハワイの通学時に使用している中学生向けサイズの、黒いシックなバックパックで通わせることに。

 ちなみに、ハワイの小学生は5~6歳の子どもでも、中学生が使うくらいの、体に対して大きめなバックパックを背負うのが当たり前。なぜなら、A4用紙よりふた回りくらい大きなバインダーを、毎日持参しなければいけないからです。

「黒いシックなバックパックなら恥ずかしくはないだろう。それに、昨今はバックパックのような軽量ランドセルが流行っていると聞くし……」という親の読みとは裏腹に、バックパックのようなデザインのランドセルを背負っている子どもは、ロコ男が通学した地域にはほとんどいませんでした。

 当然、ロコ男は「ランドセルが欲しい」「バックパックは子どもっぽい」「みんなと同じじゃないと恥ずかしい」と体験入学中、何度も私に訴えかけました。とりあえず今年は「パックパックで我慢して~」とロコ男をなだめてやり過ごし、今は来年の一時帰国に向けて“格安・型落ちランドセル”をリサーチする日々です(反省)。