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「イタリアにはないです」 初訪日で母国との違いを実感 イタリア人カップルが存在に驚いたものとは
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外国人観光客が、日本を訪れて母国との違いに気づくことは少なくありません。初訪日のイタリア人カップルは、日本では当り前に多数存在する、あるものに驚いたといいます。いったい、どんなものにびっくりしたのでしょうか。
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「東京はtoo big」 特色ある街の違いを楽しむふたり
今回が初めての訪日だという、イタリア・モデナ出身のジョバンニさんとフランチェスカさん。2週間の滞在中、東京や鎌倉、京都、広島などをめぐる予定です。
日本に来てまだ3日目のふたりですが、ジョバンニさんは「東京はtoo big、大きすぎます」と東京の規模感に圧倒されている様子。浅草などの下町エリアに加え、下北沢や渋谷といったサブカルチャーやファッションの流行発信地など、都内の特色ある街を広範囲に散策しているようです。
「屋上が公園になっている渋谷のミヤシタパークも良かったですし、中目黒の川沿いも好きですね。下北沢も雰囲気のある街でした。裏原宿でアートギャラリーを見たり、アクセサリーを買ったり、彼女も楽しんでいました」
そう話すジョバンニさんは、事前に下調べをして行きたい場所を入念にリストアップ。東京だけでも、A4の表裏にびっしりと行きたい場所を記入した旅のしおりは、すでにボロボロです。
「モダンなところと、古くからあるものがミックスされているなと思いながら観光しています」と、フランチェスカさんも、新旧の風情が融合する都内各所をめぐった印象を語ってくれました。
「夜8時にはお店が閉まります」 日本の24時間営業スタイルに驚き
東京観光を楽しんでいるふたりですが、日本に来て驚いたことがあります。
「僕たちが住んでいる街だったらパブが10か所くらいですが、東京での選択肢は無数にある。コンビニとか24時間やっているお店なんてイタリアにはないですし、大きな都市でも大体、夜8時にはお店が閉まります」
東京の飲食店の多さだけでなく、24時間営業しているコンビニの存在に驚きを隠せないようです。ふたりの母国イタリアで夜8時以降に何かを食べたい場合には、「開いているレストランを探すしかないです」と話しました。
日本全国に存在するコンビニの店舗数は、今年の2月時点で5万6000店ほど。海外では深夜営業の店自体が少なく、当たり前に24時間営業のコンビニが多数存在する日本は外国人にとって珍しいようです。
母国と日本の違いに驚きつつ、楽しんでいる様子のふたり。残りの滞在でも、リストアップしてきた場所をめぐり日本の魅力に触れてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)