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「日本の給食のほうが断然おいしい!」 ハワイ育ちの男の子が日本の小学校で感動 大きな違いとは
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体験入学中にお箸が使えるようになった理由
そして、日本の給食からの最大の恩恵は、ロコ男がお箸を使えるようになったこと。ハワイの給食では使い捨てのプラスチックフォークを使うので、ロコ男はお箸を使うことができませんでした(家で練習させようとしても拒否……(涙))。
日本の小学校1日目を終えたロコ男は、家に帰ってふた言目には「みんな、お箸を使えてた! しかも、お箸でごはんをつかんでる!」と驚いた様子で、恥ずかしく思ったのか自ら家で練習を始めました。そして1か月の体験入学を終える頃には、すっかりお箸が使えるように。
日本に住んでいると、幼稚園の先生からお箸を持参するようお達しがあったり、同年代の子どもがお箸を使っている姿を目にしたりして、小学校に上がる前までには練習せずとも自然にお箸が使えるようになると聞いたことがあります。ハワイはアジア人が多いとはいえ、ロコ男の年代で上手にお箸を使える子は少なく、小学校に入る前にお箸の練習をしよう! といった雰囲気もありません。
「いただきます」に代わる言葉がないアメリカでは、目の前に食べ物がそろったらすぐさま食べ始めるので、ロコ男もその習慣になじんでしまい、家でも「いただきます」を言わずに食べ始めることもしばしば……。異国の地で日本の食育習慣を身につけさせるのは、なかなか難しいと実感させられた日本滞在となりました。
※1ドル=約145円換算(8月22日現在)。
(i-know)
i-know(いのう)
大学卒業後、即フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。大好きな東方神起に取材できたことを機に、日本のキャリアに一区切りをつけ、2013年、単身ニューヨークへ。2015年、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(7歳、4歳)を完璧なバイリンガルに育てるべく奮闘している。