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バスタオルを年に1度しか洗わない人は150万人以上 イギリス暮らしで日本人女性が驚愕した洗濯事情
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日本でときどき論争になる、バスタオルの洗い替え頻度。毎日派の人もいれば、2日に1度は洗っている人も多いかもしれません。それでは、海外ではどれくらいの頻度でバスタオルを洗濯しているのでしょうか。ひょんなことからイギリスに移住、就職し、海外在住歴7年を超えたMoyoさんが、外国暮らしのリアルを綴るこの連載。第43回は、イギリスやフランスで実際に暮らして気づいた家事情や、家事にまつわる話を紹介します。
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バスタオルの意外な洗濯事情
イギリスでお世話になったホームステイ先での洗濯は、1週間にほぼ1回だったというお話を以前しました。しかし、そうするとお風呂好きな日本人として気になるのは、バスタオルです。
まず渡されたタオルは、ボディ用とヘア用に大小1枚ずつ。その当時、私は語学学校に通っていましたし、休日もどこかしら外に出かけていたので、シャワーは必ず毎日浴びるようにしていました。
日本にいた頃は、ちょっとでも使ったバスタオルはすぐに洗濯機へ放り込んでいた私。なので、洗濯が週に約1回しかされないとなると、次回の洗濯日まで毎日同じバスタオルを使うしかありません。それまで、バスタオルはどれくらいの頻度で洗うのが普通なのか考えたこともありませんでしたが、ここで初めて日本とのギャップに驚きます。
では、どのように衛生を保つかというと、使用済みのタオルは毎日、バスルーム内にあるタオルかけ型のラジエーター(イギリスの暖房器具)で乾かします。イギリスの住宅は、セントラルヒーティング方式が一般的。ラジエーターといわれる放熱器に熱いお湯を送って、家中を温めます。それを利用したタオルかけ型のラジエーターには家族のタオルをかけるので、自分のバスタオル類は自分の部屋で干すようにと言われていました。
しかし、私に与えられたのは小さな部屋だったため備えつけラジエーターが小ぶりで、バスタオルをかけるのにもひと苦労。さらに、セントラルヒーティングなので決まった時間にしかラジエーターがつかず、毎回バリバリに乾くわけでもありません。
「郷に入れば郷に従え」ですが、家のルールに従わなくてはいけないホームステイはこういうところでも驚くなと、身をもって知った出来事でした。