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「日本ほどきれいではないです」 オーストリア人が母国と日本を比較し絶賛 駅になくて驚いたものとは
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日本の街の清潔さは、世界から称賛を集めています。ルールやマナーが守られていることに好印象を抱く一方で、驚くこともあるようです。初めて日本へ来たオーストリア人は、日本の公共交通機関のきれいさに感激。ただ、あるはずのものがなくてびっくりしていました。いったい、どんな光景を目にしたのでしょうか。
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友人のすすめで初訪日 スーツケースを3つ持参
オーストリアから初めて日本を訪れている、ニーナさんとラファエルさん。どこか遠いところへ行ってみたいと思っていた2人は、友人からのすすめもあり、旅先を日本に決めました。12日間の滞在で、富士山、京都、東京をめぐる予定です。
アジアへ来ること自体が初めてのため、滞在中にどこへ行くのか、何を食べるのかなど、事前にしっかり調査。2人で楽しみながら計画を立てました。
また、友人からのアドバイスでスーツケースを3つ持参。2人とも日本のお菓子が大好きとのことで、たくさん買って詰めて帰りたいと意気込んでいました。すでにたくさんのお土産を購入し、「スーツケースをもう1つ買う予定です」と、ラファエルさんはうれしそうに話します。
駅の清潔さに感心 「ゴミが落ちていないのは素晴らしい」
計画通りに旅を楽しむなか、ニーナさんは日本と母国との違いを感じていました。
「日本はとても清潔で、美しいと思いました。とくに、駅やバスターミナル。オーストリアもきれいな街ですが、公共交通機関は日本ほどきれいではないです」
日本の公共の場が清潔ということに、ラファエルさんも同意。さらに、あるものがないことについてとても驚いていました。
「駅やバスターミナルにゴミ箱があるのが普通だと思うのですが、日本にはないですよね。それなのに、とてもきれいで、ゴミが落ちていないのは素晴らしいと思います」
日本でも、かつては駅などにゴミ箱が多数設置されていました。しかし、家庭ゴミの持ち込みや、テロ対策などセキュリティの観点からも、撤去を求める声が。そうしてゴミ箱が少なくなっても清潔さが保たれているのは、日本人に公共マナーを守る意識があるからでしょう。
日本の清潔さに良い印象を持ったというニーナさんとラファエルさん。これから続く旅でも日本の魅力をたくさん発見してもらえたらうれしいですね。
(Hint-Pot編集部)