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「この手の手段/知識はいくつあってもいい」 警視庁が簡易トイレの代用品アイデアを実験

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

生活に欠かせないトイレ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
生活に欠かせないトイレ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 災害時などでライフラインに影響が出た場合、困ることのひとつがトイレです。専用の携帯トイレもありますが、状況によって不足したり、用意がなかったりすることも。そこで警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、過去に投稿した、紙おむつを使った簡易トイレを紹介しています。

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紙おむつとビニール袋を使い実験

 非常時でも、食事やトイレは欠かすことができません。生理現象である排泄を長い時間我慢していると、体調に大きな影響を及ぼすといわれています。そうしたことから同課では、2020年10月に紹介し1.2万件の“いいね”を集めた、紙おむつを利用した簡易トイレについての投稿を引用リポストしました。

「子どもが成長して使わなくなった紙おむつを、簡易トイレに代用できるか試してみました」というX担当者さん。実験の様子を写真つきで丁寧に解説しています。

【紙おむつを簡易トイレに代用した実験】
1. パンツタイプでLサイズの子ども用の紙おむつとビニール袋を用意
2. 紙おむつの両サイドを割いてビニール袋の中に敷く
3. 500ミリリットルの水(実験では確認のため水を着色)を入れる
4. 水は漏れていないため、さらに水を500ミリリットル追加
5. 1リットル入れても水は漏れなかった

 実験の結果から「成人の平均的な尿の量は、1回200~300ミリリットルといわれているので、十分トイレの代わりになる」と説明。使わなくなった紙おむつを「捨てずに備蓄することにしました」と報告しています。

 もしものときに役立つ情報に、引用リポストには「これ、大人用紙おむつでも代用できそう」「うちも上の子のおむつ卒業のときの余りを取っておいてた」「この手の手段/知識はいくつあってもいいよなあ」といった声が上がっています。

(Hint-Pot編集部)