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保冷剤の中身を再利用 災害時にも使える警視庁のアイデアに反響 「すごい活用ですね」
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食品購入時などに付けてもらうことが多い保冷剤。再利用しようと取っておいて、たくさんの保冷剤が冷凍庫で眠っているという人もいるのではないでしょうか。防災情報を発信している警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウント(@MPD_bousai)によると、保冷剤は災害時にも役立つアイテムなのだそう。保冷剤の意外な再利用テクニックを紹介し、話題になっています。
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保冷材の中身を再利用 その方法とは?
保冷剤にはさまざまな種類がありますが、現在の主流は水と高吸収性ポリマーが入ったジェル状のものです。この高吸収性ポリマーは紙おむつなどにも使用されており、吸収した水を蓄える性質があります。警視庁警備部災害対策課の紹介によると、その性質を利用して、保冷剤にひと工夫するだけで「簡易トイレの凝固剤」が簡単に作れるそうです。
【作り方】
1. 深さのある容器の中にキッチンペーパーやコーヒーフィルターを置き、そこへ保冷材の中身を入れる
2. そこに塩をかけて、スプーンなどでかき混ぜる
3. 水っぽくなり、ろ過されて吸水性ポリマーだけが残ったらペーパーの上で乾かす
4. 1日ほどすれば完成 ※排水溝に流さないよう注意
こうして保冷材から高吸水性ポリマーだけを取り出し、乾燥させることで、簡易トイレの凝固剤として活用することができるそうです。吸水性ポリマーは吸水性が高く、排水溝に流すと詰まりの原因になります。また、誤飲などにも十分に注意したうえで行いましょう。
投稿は反響を呼び、3000件を超える“いいね”が集まっています。リプライ(返信)には、「すごい活用ですね」「塩で脱水して乾かすということかあ」といった声が寄せられています。
保冷剤は「停電時の冷蔵庫代わり」など、もちろんそのままでも災害時にあると役立つこと間違いなしです。冷凍庫整理をする際は、ただ捨てるのではなく、こうした活用法で生まれ変わらせてみてもいいかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)