漫画
「すごくわかる」 人間のおやつをじっと見つめる黒猫 心の声描く漫画に納得の声
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猫が何かをじーっと見つめているとき、どんなことを考えているのか気になりますよね。X(ツイッター)では、ソファから視線を送る黒猫の心の声を描いた漫画が8.4万件もの“いいね”を集め、大反響を呼んでいます。そこで、作者のうぐいす歌子さんに詳しいお話を伺いました。
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鋭い目つきで飼い主を見つめる猫の胸中
恨みがましい声が聞こえそうな「てめぇ おまえ 人間 おまえ……」のコメントを添えて投稿され、大きな話題になった漫画のタイトルは「人間のおやつ。」です。ソファに伏せている1匹の黒猫。その横で、飼い主がポテトチップスの袋を開けています。
同じ体勢のまま、おやつを食べる様子をじーっと見つめている黒猫。最後のコマでは鋭い目つきで見つめている、黒猫の心の声が綴られています。
投稿は大反響を呼び、8.4万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「すごくわかる すごくわかる 長生きしておくれってやっているんだ でも自分は食べちゃうんだ」「他人に厳しく自分に甘いのさ」「そんな目で見ているときあります」など、共感の声が殺到しています。
食いしん坊な愛猫・クロネコ様が漫画のモデル
毎週水曜の午後9時に、猫のイラストや漫画をキジネコ様(@Motidukineko)というXアカウントに投稿しているうぐいす歌子さん。猫の体勢や表情がとてもリアルな理由は、自身が2匹の愛猫たちと暮らしているからでしょう。
今回の漫画のモデルになったのは、そのうちの1匹「クロネコ様」で、推定年齢3歳の元保護猫です。おとなしい性格ですが、食いしん坊な一面も。おやつはなんでも大好きで、与えるとうぐいす歌子さんが「ちょっと怖い」と感じるほどの勢いで、一心不乱に食べるそうです。
ちなみに今回の漫画は、フィクション作品ではあるものの、思いついたのはクロネコ様のダイエットがきっかけでした。
「クロネコ様は大きい子で、体重が6.5キロ前後あるのですが……。いよいよ大きくなりすぎだな、と感じて、現在はおやつを制限中です。おやつボックスの前でウロウロして、毎日切なそうに鳴いております。そんななか、人間はムシャムシャと好きに食べていて。気に入らないだろうなぁ。と感じました」
うぐいす歌子さんが、クロネコ様の横で夜食を食べていたところ鋭い視線を感じ、つらかったことがあったそう。ちなみに、おやつを食べるときは、なるべく別の部屋で食べるように気をつけているといいます。
今回の大反響を受けて、「多くの猫飼いさんが、この視線に晒されているんだなーと思って勇気をもらえました。罪悪感を抱えながら、これからもネコ様たちの健康を守っていきたいです。自分の健康にもなるべく気をつけたいです」とうぐいす歌子さん。
みんな元気でハッピーな毎日を描いた漫画が、これからも楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)