Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「これは画期的」「産業革命だ」 ミシン縫い作業を“完全自動化”、主婦の発明に驚きの声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

“全自動ミシン”で製作したフリルが特徴的なドール服【写真提供:ねずみの仕立てや(@mousedressmaker)さん】
“全自動ミシン”で製作したフリルが特徴的なドール服【写真提供:ねずみの仕立てや(@mousedressmaker)さん】

 人形に思い思いの服を着せて楽しむドール趣味。世界にひとつだけの衣装を手作りするのも楽しいものですが、ちょっとした工夫でミシン縫いの作業を自動化させてしまった主婦の投稿がネット上で注目を集めています。投稿者で、ドール服作りが趣味だという50代主婦のねずみの仕立てや(@mousedressmaker)さんに詳しい方法を聞きました。

 ◇ ◇ ◇

ちょっとした工夫でミシンの生地を抑える作業を完全に自動化

「フリルパーツの長いジグザグミシンを勝手にやってくれないかな? と試行錯誤した結果」

 先月25日、SNS上に投稿された動画では、ミシン上に作られたレールの上を生地が進み、自動で生地が縫い上げられていく様子が収められています。投稿者は続く投稿で、「使っているのは★木製マドラー3本 ★マステ ★消しゴムです。木製マドラーを2本布幅にマステで貼り付けて、横に1本わたして貼ってます」「消しゴムは重りとしてのせているだけで固定はしていません。割り箸は厚みがありすぎてマステ固定が難しく、布も動くので薄い木製マドラーが良かったです。布がマドラーに潜り込まないようにマステを貼ってくださいね」と“全自動ミシン”の作り方を解説しています。

 投稿には「わお~これは画期的!!! そして…音が心地よくて何回も見ちゃいます…」「おぉ~天才かな? 手で押さえるよりまっすぐだ!」「ずっと見てられる…」「すごいです、手作りオートメーション」「産業革命だ!!」「こうやって名もなきエンジニアによって工業が発展してきたんだろうな」など、感動の声が相次いでいます。

「ドール服を作り始めたのは20年以上前、まだ幼かった娘のリカちゃんにお洋服を作り始めたのがきっかけです。裁縫は中高の家庭科以外で習ったことはなく、我流であれこれ試行錯誤を重ねて作っています」と投稿者。

 今回のアイデアをひらめいたのは「私の作るドール服にはフリルを使ったお洋服が多く、ミシンで長い生地の端処理のためにジグザグをかける際は、ただ手を添えて見ているだけなので、手を離して他の作業ができればいいのにな……と思ったことがきっかけです」とのことで、「たいそうな発明をしたという気持ちは全くなく、手を離していても、まっすぐに進む布が面白かったので見ていただければと思い投稿いたしました。簡単な素材で工夫したことを、たくさんの方に見ていただけてとてもうれしく思っています。これをきっかけに、少しでもミシンを楽しんでくださる方が増えたらとてもうれしく思います」と話しています。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)