何かを取ろうとするとき、あと少しで手が届かない！　という経験をしたことがある人は多いでしょう。X（ツイッター）で話題になっているのは、同居ねこにタッチしようとするも、あと数センチのところで空振りを繰り返すねこ。さらに、同居ねこの“塩対応”にも注目が集まっています。飼い主さんの水（@3mof__）さんに詳しいお話を伺いました。

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ねこの惜しい動きに爆笑

「絶妙に届いていないおてて」

　そんなコメントが添えられた動画には、2匹のねこが映っています。一匹はおしりしか見えませんが、どうやらごはんを食べているようです。

　一方、キャットハウスの中にいるねこは、ごはん中のねこと遊びたい様子。前足だけを伸ばして「ねえ、ねえ」と誘うようにおしりを触ろうとしますが、あと一歩届かず空振りの連続です。

　その気配を感じ、ごはんを食べているねこは、おしりをピクッと動かしますが、振り返ることはなく夢中で食べ続けています。

　この動画がXに投稿されると、4.1万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「おててがなんともいえずかわいい」「いまいち足りないか～」「空を切っております」「気づいてあげて～」などの声が寄せられています。

親子でもきょうだいでもない　それでも大切な2匹の関係

　飼い主さんのおうちには、2匹のねこが暮らしています。ごはんを食べていたのは3歳の女の子「よもぎ」ちゃん。そして、手を伸ばしていたのは2歳の男の子「藍（らん）」くんです。

　2匹のお名前は、飼い主さんが愛情を込めて決めたもの。よもぎちゃんのお名前は、本当のきょうだいが和菓子にちなんだお名前を授かったことから、離れて暮らしても寂しくないようにとつけられました。藍くんのお名前は、誕生石であるアクアマリンの和名「藍玉」に由来しています。

　仲良く暮らすよもぎちゃんと藍くんですが、性格は正反対。繊細で怖がりなよもぎちゃんに対して、藍くんは甘えん坊でちょっぴり天然だそうです。そんな2匹は、お互いを補うようなバランスの取れた関係性だといいます。

「よもぎは、藍みたいなぽやっとした性格じゃないと一緒に過ごせないと思います。きょうだいでも親子でもない関係性ですが、お互いに心地良い存在だろうなと思うことはよくあります」

　今回話題になった動画も、そんな2匹の関係をよく表しています。撮影後、藍くんはごはんを食べ終えたよもぎちゃんに触れられないまま、スルーされてしまったとか。

　一緒に遊べずに寂しい気持ちになっていたのかと思いきや、実際はまったく気にしていなかったそうです。そのあっさりとした応酬に、2匹の強い絆を感じますね。

（Hint-Pot編集部）