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保護者からの無理な要望…対応に悩む小学校教員に藤本美貴さんがアドバイス 「やりたいことがあるんだったらご家庭でどうぞ」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

相談者の悩みに答える藤本美貴さん(画像はスクリーンショット)
相談者の悩みに答える藤本美貴さん(画像はスクリーンショット)

 日々、生徒と真剣に向き合っている学校の先生。授業で教えることだけではなく、学校行事や保護者の対応なども行っています。3人の子どもを育てる、タレントの藤本美貴さん。自身のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティチャンネル」で人気の「ミキティ人生相談」に寄せられた、小学校教員の悩みに答えました。保護者からの要望に、藤本さんは思わずびっくり。相談者に向き合う姿に、称賛の声が上がっています。

 ◇ ◇ ◇

保護者の宿題の要望が強いことに困っている教員

 今回は「子どもと関わる仕事」に携わる人からの悩みに答えた藤本さん。相談者のなかには、小規模な公立小学校に勤務しているという小学校教員がいました。相談者は、保護者の宿題の要望が強いことに困っているといいます。

 保護者は宿題の追加を希望しているそうで、「親から課題を出されても絶対にやらないので、先生から出してください」とリクエスト。相談者に問題集を渡し、「先生が毎日コピーして宿題としてうちの子に渡してください」と押し切られ、対応することになったといいます。

 その保護者は、自宅で子どもの宿題を見ることはあるものの、教えるまでには至っていないとのこと。間違いがあった際は、相談者が学校で個別に時間を取って解き直すといいます。さらに、保護者から依頼のあった宿題を子どもに渡し忘れたときには、クレームの電話が入ることもあるそうです。

 塾や家庭教師などの選択肢がない環境のようで、勉強は学校か家庭学習をするしかない状況です。相談者は、対応できないことはないけれど、子ども本人の負担になっていることや、ほかの子との対応に差をつけたくないと悩んでいます。

 この保護者の要望は今に始まったことではなく、今までの担任も対応してきたそう。過去を知る先輩教員からは「問題になるから続けましょう」と言われてしまったようです。どうすればいいのか、藤本さんに「親目線」でのアドバイスを求めました。

「それがまた問題になるのでは…」という懸念も

 相談者からの悩みに驚きつつ、「学校は学校なので、それぞれほかにやりたいことがあるんだったらご家庭でどうぞ」と、保護者に伝えてもいいのではないかと藤本さん。さらに、「先輩も良くないよね。『問題になるから……』というのが問題だよね」と学校の体制についても疑問を覚えると指摘しました。

 また、要望があった家庭の子どもだけが対象になっているのを良く思わない保護者から「なんでですか」と声が上がってもおかしくなく、「それがまた問題になるのでは」と懸念します。

「学校は学校の宿題を出しているので、それ以外はご家庭で管理してください」とし、「学校で話し合っていっせいにやめたほうがいいですよね」と、具体的な対応について自身の考えを述べました。

 相談者に寄り添う藤本さんに、コメント欄には「ミキティの答えはすべてが納得できる 本当素晴らしい」「ミキティのように味方になってくれる保護者がいるのはとてもありがたいです」といった称賛の声のほか、「地方教員の無賃労働問題はガチで深刻なやつ」「私も小規模校経験ありますが、小規模校って全然楽じゃないですよね」など、リアルな声も寄せられています。

(Hint-Pot編集部)