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「頑張れば98円で、お寿司が作れます」 鮮魚店の投稿にネット仰天 「これえぐい」「破格すぎやろw」
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SNSに投稿されたおいしそうなマグロの寿司。ところがその値段を聞いてびっくり! エッ98円? いったいどんなカラクリなのか……。投稿したのは、岩手・陸前高田市の荒木鮮魚店で働くあらきゆうき(@Arakisengyo_yu)さん。詳しい話を聞きました。
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魚離れが進む時代への危機感から投稿 ネット騒然
「頑張れば98円で、お寿司が作れます」
9日、X(ツイッター)に投稿されたポストに、ネット上は騒然となりました。「なんでこんな宝の山が98円なんだ」「破格すぎやろw」「美味しんぼで海原雄山がうめぇうめぇって食ってた部位ですよ???」「技術の価値ってすげーよなってわかりやすい例」「これえぐい。私もさばけるようになりたい」「あたしもやった事あるけどまじで頑張らないと無理すごすぎ」など多くの声が寄せられました。
添えられた写真は2枚です。
マグロの頭とカマの写真、そしてその肉で握った寿司の写真です。カマには「98円」と値札がついており、シャリを除けば、確かに98円で寿司ができ上っています。
荒木鮮魚店は父が経営。3人兄弟の次男として店で働くあらきゆうきさんは、投稿について、「頭は頭で販売し、お寿司は98円の頭でこれくらい作れますよ! という見本です!」と説明。
「魚離れが進む昨今ですが、少しでも魚食への興味や魚と触れ合う機会を作りたいという思いもあり、このような投稿をさせていただきました!」と続けました。
スーパーやデパートの魚売り場で見かけることのあるマグロの頭とカマ。ほとんど人が存在を知っていても、実際に購入した経験のある人は少ないかもしれません。
そこから肉を取り出すのは、作業的にはどの程度の負担なのでしょうか。
あらきゆうきさんは「自宅でも可能ですが手間がかかります」と前置きした上で、「注意点としてはマグロの頭が大きく、ある程度のスペースが必要なこと。そしてマグロの皮が硬いため、出刃包丁などを使用することをオススメします。慣れない工程だと思いますので、けがにも十分注意してゆっくり慎重に挑戦していただきたいです!」と指摘しました。
条件がそろえばぜひチャレンジしてみたいですね。
「東北の小さな魚屋ではございますが…」 投稿の拡散に感謝
投稿が大きな反響を呼んだことについては、「興味を持ってくれる方がたくさんいるのは私としてもとてもうれしい限りです!」と笑顔。
「岩手県陸前高田市という東北にある小さな魚屋ではございますが、SNSを通じてさまざまな方々に認知していただいており、とてもありがたいなと思います」と結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)