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「日本で感動したのは他者へのリスペクト」 初訪日のノルウェー人 特別に見えた日本のマナーとは
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正確性や利便性を向上するため、日本には海外から見ると独特なマナーがあふれています。念願叶っての初訪日だというノルウェー人の男性は、そんな日本の日常を見て感動を覚えたといいます。「他者へのリスペクト」を感じたという日本のルールとは、何だったのでしょうか。
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彼女も日本が大好き 再訪日を誓ったカスパーさん
15歳の頃、不動の名作漫画「ドラゴンボール」に出合ったことがきっかけで、日本に関心を持つようになったという、ノルウェー人のカスパーさん。現在は18歳で、家族とともに日本へやってきました。
「コロナ禍でずっと行けなくて、3年越しに念願叶って初めて日本に来たんだ」
東京に1週間滞在し、新宿や渋谷、秋葉原、浅草などの街をめぐる予定だといいます。都市部を効率的に観光するため、電車を利用したカスパーさん。そのとき、ノルウェーとは違う電車内の様子に感動を覚えたといいます。
「日本で感動したのは、他者へのリスペクトがあること。電車のなかで、大声で話したり、音楽を大音量で聴いたりもしない。ほかのひとへの思いやりをすごく感じるんだ」
訪日外国人観光客が驚くことのひとつとしてよく挙げられるのが、電車内がとても静かということ。日本では、車内で携帯電話をマナーモードにし、通話を控えるのはもちろん、会話をする際にも声のボリュームに気をつける人が多いでしょう。
カスパーさんは、お互いが心地よく過ごせるように振る舞う姿が、相手を尊重しているように感じたと話します。日本人にとっては当たり前の行動ですが、ほかの国の人たちから見ると、特別なことのように感じるというのは新鮮ですよね。
今回の旅でますます日本を好きになってくれたカスパーさん。実は恋人も、日本のことが大好きなのだそう。もっと日本に滞在したいそうですが、「次は彼女と来たいから一週間で帰るよ」と、またの訪日を誓ってくれました。
(Hint-Pot編集部)