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フランス人「なんてやわらかさ」 トラウマだった日本食を克服 大絶賛した料理とは
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YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonsoirTV」が人気を博している、フランス人のアマンディーヌさん。訪日中のお兄さんには、6年前に初めて日本で食べてトラウマになっている食材があり、今回はそのリベンジをすることに。本当のおいしさを知ってもらうことはできたのでしょうか。
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「食べたお魚はトゲだらけ」
フランスで高校の体育教師をしているというアマンディーヌさんのお兄さんが、6年ぶりに日本を訪れました。アマンディーヌさんのアテンドで、美容室で驚きのイメチェンをしたり、初めてフグ料理を堪能したりと、さまざまな体験をしています。
実は、お兄さんは6年前の初訪日のとき、京都でアマンディーヌさんと鰻を食べてトラウマになっているそう。「食べたお魚はトゲ(骨)だらけ」で、骨が多くて食べづらく楽しめなかったと話します。当時のアマンディーヌさんはまだ大学生で今ほど日本に詳しくはなく、価格が1000円台だったことからも、お兄さんは「今思えば、金額から見て鰻じゃなかったでしょうね」と振り返りました。
そんなお兄さんに、鰻の本当のおいしさを知ってほしいと考えたアマンディーヌさん。現在暮らしている山形県酒田市内の大好きな名店に案内し、6年越しのリベンジをすることにしました。
「これってゲームのラスボスだよね?(笑)」 頭や肝などにも挑戦
フグ料理で、ヒレ酒や皮など余すことなく調理する食文化を味わったばかりですが、まずは鰻の頭と肝焼き、骨せんべいを配膳され驚きます。アマンディーヌさんによると、お兄さんはレバーが苦手だそうですが、食べてみると気に入った様子。見た目のインパクトが大きな鰻の頭や、カリカリの骨せんべいにも果敢に挑戦し、見た目とは裏腹に癖のない味わいに感動しました。
いよいよメインイベントの鰻重が登場すると「日本の食器は美しいね」と、まずは漆器に注目しました。そして、フタを開けると「すごく大きい」と驚くお兄さん。6年前に食べたものの倍はあるといい、「見た目からまったく違うぞ! 本当においしそう……!」と、すでにトラウマを克服している様子です。
箸をつけると「おっ……! なんてやわらかさ……」と、食べる前から感激の面持ちになります。ひとくち食べるとため息を漏らしながら、親指を上げるサムズアップでおいしさを表現。
「やっぱり、6年前とまったく違う料理だ。味も繊細だ。鰻ってこんなにおいしかったんだね! 少しトゲはあるみたいだけど食べられるね。本当においしいよね!!」
そう絶賛するお兄さんは、さらに「魚や泥の臭みがまったくないし、適度な甘さにキャラメルのような風味がある……」と称賛が止まりませんでした。
トラウマを完全に克服し、鰻のおいしさを知って歓喜するお兄さん。コメント欄には「間違いない これが本当の鰻重です」「お兄ちゃんの記憶が更新されて良かった」「鰻の克服おめでとう」「お兄ちゃん、本物の鰻を食べられて良かったー!!」などの声が。
また、6年前に鰻と思って食べたものについて「京都の棘の鰻は鱧(はも)だな」「京都で食べたなら……たぶん鱧やと思います」「兄が最初に食べたお魚は鱧じゃないかな? 鱧は小骨細かく切って出しますから」との指摘が数多く寄せられています。
(Hint-Pot編集部)