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イタリア人「色が美しく芸術的」 実用性と美しさを兼ね備えていると大絶賛した日本のアイテムとは

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著者:Hint-Pot編集部

日本語を13年間学んでいる、イタリア人のカリンさん【写真:Hint-Pot編集部】
日本語を13年間学んでいる、イタリア人のカリンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 伝統を大切にする日本。訪日外国人のなかには、歴史を重んじる姿に敬服する人も少なくありません。13年間、日本語を学んできたイタリア人女性は、日本を訪れたときに「美しさと有益さがミックスしている」と感動したものがあったそう。いったい、どんなものに心を奪われたのでしょうか。

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漢字に興味を持ち、書道教室へ

 イタリア中部の都市・ペルージャで暮らしているカリンさん。昔から象形文字に興味があり、漢字を習うために日本人が営むペルージャの書道教室に通い始めたのがきっかけで、日本語を学び始めました。それから13年で、ひらがなやカタカナ、漢字を600字以上覚えたといいます。

「自分の勉強した日本語が通用するか、試してみたかった」というカリンさん。2015年、40歳の誕生日に自分へのプレゼントとして、ひとりで日本を旅行しました。残念ながら、あまり日本語を話せなかったと感じているそうですが、英語でコミュニケーションを取り、旅行を楽しんだといいます。

 実際の日本は「想像とはまったく違い、ものすごく感動しました。本当に魅力的な国だと感じました」と振り返ります。

日本の工芸品に心引かれお気に入りに

 カリンさんは、日本の伝統文化にも深い関心があります。なかでも日本の生活で使われる工芸品に心引かれたそうで、とくに気に入ったものを教えてくれました。それは、お箸と扇子です。

「お箸にはいろいろな種類があり驚きました。ごはんを食べるときに使うし、かわいいものは髪飾りにもできます。そして、扇子は色が美しく芸術的でありながら、便利さと有益さがミックスした素晴らしいものだと思いました」

 また、風呂敷や弁当箱も気になったそう。「イタリアでは失ったような、昔ながらのものも日本は大事にしている」と、どこか懐かしい雰囲気を感じたようです。

 日本の工芸品の実用性と美しさに感激したカリンさん。再び訪日した日には、ほかにもさまざまある工芸品に触れてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)