Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

海外ニュース

日本と海外で違いを感じるサービス 元添乗員が驚いた ヨーロッパのホテルの朝食事情

公開日:  /  更新日:

著者:Ana

チーズやハムの種類が多い

シャルキュトリーがずらり【写真:Ana】
シャルキュトリーがずらり【写真:Ana】

 日本のような和食メニューがない分、ヨーロッパの朝食はハムやチーズの種類が日本以上にたっぷりで、見たことがないようなものがたくさん並びます。

 生ハム大国・スペインでは、朝からイベリコ豚の生ハムというのもざら。とくに、ハムなどの肉製品は検疫ルールで日本へ持ち込みできないこともあり、ぜひ現地で思う存分食べたいもののひとつです。

朝からがっつり甘いものが並ぶ

スイーツが並ぶ朝食【写真:Ana】
スイーツが並ぶ朝食【写真:Ana】

 ハムやチーズと並び、やたらと種類があるのがスイーツ。パウンドケーキやマフィン、ドーナツ、タルト、クッキーなど「朝からこれ!?」と思ってしまうほどです。

 とくに、イタリアの人たちは総じて甘いものが大好きで、朝食といえば甘いものとエスプレッソ。クロワッサンもプレーンなものからチョコ入り、レーズン入り、砂糖がかかっている甘いものまであります。

間違いなくある生のリンゴ

ホテルが用意してくれる“朝食弁当”【写真:Ana】
ホテルが用意してくれる“朝食弁当”【写真:Ana】

 そして、ヨーロッパに必ずあるのが、カットされていない皮のまま丸ごとのリンゴ。カゴ盛りのフルーツもありますが、なかでも絶対にあるのはリンゴです。

 出発が早くレストランで朝食を取れないとき、あらかじめホテルが用意してくれる、いわゆる“朝食弁当”にも、8割くらいの確率でリンゴが丸ごと1個入っています。

 フランスともなると、生のリンゴにリンゴジュース、リンゴジュレと、リンゴのオンパレード。確かにノルマンディー地方やブルターニュ地方はリンゴが名産ですが、国全体としてもフランスのリンゴ愛は強いと思います。それもそのはず。調べてみたところ、リンゴはフランスで最も消費されているフルーツなのだそう。

「昼&夜は遅めの時間でしっかり食べる」という現地に合わせた食習慣になると、自分も然り、徐々に胃腸の調子がいまいちになる日本の方は多いと思います。

 水や食材、調理方法が違うヨーロッパの食事は、ただでさえ胃に負担がかかりやすいもの。旅先で食事が楽しめないのは残念なので、自分の胃腸に合わせた食事管理を最優先に、楽しんでくださいね。

(Ana)

Ana(アナ)

旅アドバイザー&トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。