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日本では考えられない 海外ホテルでの“とんでもトラブル” 元添乗員が遭遇したこととは
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ホテルのランクはさまざまですが、ある程度の設備やサービスなどは価格に応じて期待してしまうもの。ただ、海外ホテルでは当てはまらないこともあります。世界約50か国以上を旅した元添乗員で、旅アドバイザー&トラベルライターのAnaさんによる連載。今回はAnaさんが経験した、日本では考えられないような海外ホテルでのとんでもないトラブルを紹介します。
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海外のドミトリーから5つ星高級ホテルまで
もともと旅が趣味で、添乗員になってからは仕事でも行くようになりました。海外への渡航回数なら、200回は超えていると思います。お湯も満足に出ないようなドミトリーから、1人で使うのがもったいないほど広くてきれいな5つ星高級ホテルまで、いろいろなホテルに泊まってきました。
国が変われば、常識も変わるのは当たり前。インフラのレベル、ホテルの設備やサービス、価値観、何から何まで違いがあるのはある程度理解していますが、それでも「さすがにそれは……」と思ったびっくりトラブルがあります。
チェックインしたら、別の人の痕跡が…
スペインに行ったときのことです。小ぎれいな中堅クラスの、問題なさそうなホテルでした。いつものようにフロントでチェックインして、カギをもらって部屋に入ってびっくり。明らかに人がいた痕跡が!
ベッドの毛布は起きたてそのもの。バスタオルがバスルームに転がっており、デスクの椅子は斜めに。アメニティも散乱していて、なかなかの散らかり具合です。
急いでフロントに説明すると、スタッフは慌てるわけでもなく「そんなはずはない、おかしいわねぇ」とばかりにパソコンとにらめっこ。
見ればわかるから! と半ば強引に部屋へ連れていくと「あら! ごめんなさい」と、そこで初めて状況を理解したようでした。
何がどうしてそうなったのか……単にシステム上のトラブルだったのかもしれません。すぐにルームチェンジしてもらいましたが、誰かがいた形跡がある部屋に入った瞬間というのは、なかなかの恐怖でした。