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ロシア人が日本に魅了された理由 訪日中に気に入って「家に何枚もある」ものとは
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日本の文化や歴史に興味を持ち、日本を訪れる外国人は少なくありません。また、自分の国にはない、日本ならではのものに関心を持つ人も。イタリアで暮らすロシア人女性は、日本の伝統的な衣装に魅了され、帰国後もずっとコレクションしているそう。それはいったい、どんなものなのでしょうか。
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「とても日本が好き」で2度訪日
現在、イタリアのローマで暮らしている、ロシア人のタチアナ・クプレヴァスカヤさん。「とても日本が好き」とのことで、今まで日本を2回訪れています。
タチアナさんが日本へ行きたいと思ったのは、日本の文化や美しい自然にひかれたからでした。訪日中にさまざまなものに触れるなか、日本ならではのものに魅了されたといいます。
「日本のファッションが好きで、着物を集めています。古い羽織や着物が家に何枚もありますよ」
着物や羽織は日本の伝統的な衣装。和の雰囲気が漂う独特なファッションに、タチアナさんは心を奪われました。日本で着用するときはマナーを守り、気をつけていたことがあったといいます。
「日本では、羽織を洋服を着るように着てはいけない、着物はきちんと伝統的な着方で着るべきだと教わりました。ヨーロッパやモスクワでも羽織を着ることがありますが、日本では敬意を持って、伝統に即したきちんとした着方で着るようにしました」
帰国後、ほかの国へ行ったときも、着物や羽織を取り入れたおしゃれを楽しんだというタチアナさん。「デンマークのコペンハーゲンで羽織を着たときは、みんなが『ワオ』と驚いていました」と話しています。
また、タチアナさんの家には日本のものがたくさんあり、壁には着物の帯が飾られているそう。「だから、私の家は美しいです」と、好きなものに囲まれながら毎日を過ごす喜びを感じていました。
また日本を訪れたときは、コレクションに加えられる素敵なものに出合えるといいですね。
(Hint-Pot編集部)