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「もう紙クズかな…」 おそるおそる店員に差し出した「いにしえの金券」 一部始終に歓喜の声「懐かしい~」
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子どもの頃、お年玉や入学祝として、所定の店で使える金券をもらった経験がある人もいるでしょう。使わず大切に保管したまま、存在を忘れていませんか? X(ツイッター)では、片づけの最中に見つけたという金券に注目が集まっています。果たして、お店で使うことはできたのでしょうか。投稿者のHk(@Hk1228_0528)さんに詳しいお話を伺いました。
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今も使えるかどうかわらかない金券を手に書店へ
「このいにしえの金券もう紙クズかな……」
そんな気になる書き出しとともに投稿された一枚の写真。そこには、500円分の「全国共通図書券」が写っています。
十二単をまとった女性が描かれた、どこか懐かしいデザインです。紙にシワもなく、色もきれいなまま。長年、丁寧に保管されていたことがよくわかります。
しかし、いくら状態が良いとはいえ、使えるか使えないかは別問題。Hkさんは、発見した図書券を持って書店へ向かいました。レジのスタッフさんに「まだ使えますか……?」と差し出したところ、「まだイケますよ!」との回答が。
投稿には、7.5万件の“いいね”が集まり、大反響を呼びました。リプライ(返信)には、「懐かし~ 普通のお金とは違った特別感があってすごくうれしかったなぁ。今見たらこの図柄も本当に素敵ですね」「ペーパーレス、デジタル化も大事だけど、子どもの頃は物理的に手元に残ることにワクワクや喜びを感じたなぁ」「祖母からもらってうれしかった思い出」などの声が。
また、「書店員やってます! たまにこれ使われる方いますよ ちょっとびっくりしますが、普通に受け取ります!! 図書カードは、裏に有効期限の記載があるので、それまでに使ってください」といった、図書券と図書カードの違いについてのアドバイスも寄せられました。
図書券が使えたことに喜ぶ一方で「時代の変化に驚きました」
家の整理をしているときに、図書券を発見したというHkさん。「おそらく、子どもの頃にもらったもの」で、見つけたときは「ラッキー!」と思いましたが、使えるかどうかはわからなかったそうです。
ちょうど、お子さんが漫画の単行本を欲しがっていたこともあり、図書券で購入できるか確かめるべくお店に向かいました。無事に購入できたことに喜びを感じたと同時に、「図書券1枚で漫画本1冊が買えなかったので時代の変化に驚きました」と話します。Hkさんは子どもの頃を懐かしがる一方で、少し寂しい気持ちになったようです。
図書券を手にしたことがある人たちは、リプライで「懐かしい」と大盛り上がり。なかには、Hkさんも共感したことがあったといいます。
「昔、どういった場面でもらったかが書いてあるコメントをたくさんいただきました。また、デザインがとても良いという点も同感でした」
全国共通図書券を発行する日本図書普及株式会社のウェブサイトによると、図書券は2005年に販売が終了しています。しかし、過去に同社が発行したものは、現在でも使用は可能とのこと。もし手元にあったら、子どもの頃を思い出しながら、図書券で本を買ってみるのもいいかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)