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「実はお腹に…」育休中に第2子妊娠、男性人事からかけられた言葉に感動の声 「ステキな会社」
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働く親が幼い子どもを養育するために取得できる育児休業。今では広く世の中に浸透しているものの、周りに気兼ねしてしまい、取得しづらいという声も多くあります。育休取得中に妊娠が重なり、連続で育休に入ることになった女性社員に対し、人事担当の男性社員がかけた言葉がネット上で話題を呼んでいます。2児のパパでもある投稿者のでら(十勝で子育てどうでしょう)(@aerolitkurofune)さんに、詳しい話を聞きました。
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複合サービス業で人事をしている男性が、育休取得中の女性社員とのやり取りを投稿
「人事課ワイ 今日育休中の女性社員と近所のスーパーでばったり遭遇
私『そういえばもうすぐ育休終わるねー』
社員『それなんですが、実はまた休みに入ることになりそうで…』
私『?』
社員『実はお腹に…』
私『えー! おめでとうー! 喜んで手続きするよー!』
こういう仕事はどんどんやりたい」
先月28日、SNS上で拡散された投稿には、人事課の投稿者と育休取得中の女性社員によるやり取りが収められています。投稿者は続く投稿で「なお一緒にいた10ヶ月の娘ちゃんも愛でられたし、人見知りが始まったという成長も知り、さびしい気持ちと喜ばしい気持ちも味わえたので最高だった。社保免除や育休手続き、給付金手続き喜んでやるでござる」と喜びをつづっています。
一連の投稿には「人事の方がこういう人なら安心して産休や育休取れますね」「こんな方が人事なら、職場の出生率は上がりそうですね」「妊娠をこんな風に喜んでもらえたら嬉しいと思います! ステキな会社! ステキな人事さん!」「現場に人手不足という事態を発生させない敏腕人事なんだろうな…素晴らしいわ」「な……なんていい人事さん……人事課社員の鑑……」「こういうことが広がってくれたらいいな、と思います」と感動の声が広がっています。
複合サービス業で人事をしているというでらさん。「単純に新たな命の誕生がうれしかったという気持ちと、つらいことも多い仕事ですが、その中でもやっていてよかったなと思う気持ち、また世間的に歓迎されないことも多い育児休業ですが、喜んでいる人もいるよということを伝えたくて投稿しました」と投稿の意図を語ります。
寄せられた反響については、「うちの会社は本当に子ども好きが多く、育児休業を推奨しているのですが、世間ではまだまだ取りづらかったり、嫌なことを言われたりすると実感しました。色んな会社があるので一概には言えませんが、もっともっと育児休業が取りやすい世の中になればいいなと思いました」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)