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「私の考え方を覆す経験」 ジョージア大使が日本の秋の味覚を堪能 予想していなかった焼き方とは
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秋の味覚、サンマ。旬のうちに、余すことなくおいしく食べたいところです。ジョージアの駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、自身のX(ツイッター)アカウント(@TeimurazLezhava)で、隣人から誘われたというサンマパーティーの様子を公開。きれいな食べ方に注目が集まっています。
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「ただサンマを食べるだけだと思っていたら…」
サンマは近年、不漁が続いたことで高級魚とされていました。しかし、今年は豊漁で、例年と比べて安価で手に入るとされています。旬の時期に、脂の乗ったおいしいサンマを食べて、秋を感じたいですよね。
ティムラズさんは、隣人から「サンマパーティーやりますよ」と誘いを受けて参加することに。期待に胸を膨らませて足を運んでみると、そこには驚くような光景が広がっていました。
「ただサンマを食べるだけだと思っていたら、予想だにしない始まり方だったの巻。なんでもサンマは炭が一番ということです」
そんなコメントを添えて投稿した写真には、鈍く輝くサンマと、バーベキューコンロに炭をくべる様子が写っています。「サンマパーティーに対するこれまでの私の考え方を覆す経験です」と、ティムラズさんは驚きを隠せないようです。
ティムラズさんもうちわとトングを持って、サンマ焼きをお手伝い。夫人は、大根おろしを作ることにしました。「どんな仕上がりになるか」と、ティムラズさんのテンションは上がります。
炭で焼いたサンマはこんがりときれいな色で、身がふっくらとしてとてもおいしそうです。サンマがのった四角い皿の上には、夫人が作った大根おろしも。「サンマが好きなみなさまにガウマルジョス」と、ティムラズさんはジョージア語で「乾杯」の意味を持つ言葉を添えました。
サンマを存分に堪能したティムラズさんは、食べ終えた様子の写真も投稿。皿にはサンマの頭とシッポ、そして中骨だけがきれいに残っている状態です。しっかり食べ切ったサンマからは、ティムラズさんの日本食に対する敬意が伝わってきます。
このように、食べられるところがほとんどないことを「猫でもスルーする意味でこの食べ方を『猫またぎ』と言うとのことです」と教わったティムラズさん。一般的に「猫またぎ」は「猫であっても食べない味が良くない魚」を意味しますが、「猫が食べるところもないくらいにきれいに食べられて骨だけになった魚」とする地域もあるといわれています。
日本ならではの秋を満喫したティムラズさん。リプライ(返信)には「最高のパーティーですね」「一番おいしい食べ方ですね」「大使、サンマは炭火焼きが最高にうまさ引き立ちます 素敵な体験です」「サンマバーベキューとして貴国でも広まるといいのですが」「日本での得がたい経験をもってさらに日本を愛していただければ幸いです」との声が。
また、サンマを食べ切った様子には「わー、きれいですね」「食べ方がお上手ですね。見事です」「すごーい ワタまで全部完食ですね」など、称賛の声が上がっています。
(Hint-Pot編集部)