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ジョージア大使が「安定の味のなさ」と困惑? 日本の珍しい果実の“真の実力”を語る声が殺到した理由とは
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野菜や果物などのなかには、一年中スーパーマーケットで購入できるものがあります。ただ、流通量が少なく、あまり見かけない食材も。ジョージアの駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、旬を迎えたある果物を食べた感想を、自身のX(ツイッター)アカウント(@TeimurazLezhava)で報告。都心部では見かけることの少ない食べ物が、多くの反響を呼んでいます。
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「食べたことない…もう約半世紀生きてるのに」という声も
日本文化への造詣が深い、ティムラズさん。日本の食に精通している様子が、たびたび話題になっています。
そんなティムラズさんが、自身のXアカウントに投稿した一枚。そこには、白地に藍色の絵つけがされたお皿にのった、赤みがかった紫色をした楕円形の物体が写っています。
「人生であと何回旬のアケビを食べられるのだろうと思いながらアケビをいただきます。安定の味のなさです」
アケビは、中国大陸や朝鮮半島など東アジアのほか、日本では本州、四国、九州にかけて山などに自生するつる性の植物。山の恵みの印象が強い果物のひとつで、一般的なスーパーマーケットなどで見かける機会は少ないでしょう。
そんなアケビの特徴といえば、完熟して割れた皮から覗く、とろみのある果肉の甘さ。しかし、ティムラズさんは「安定の味のなさ」と綴っています。投稿された写真のアケビには、熟した印である割れ目がありませんでした。やや困惑している様子から、ティムラズさんにも「アケビは甘いもの」という認識があることがうかがえます。
投稿には多くの反響があり、2万件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「アケビ、食べたことない……もう約半世紀生きてるのに」「アケビ、食べたことないです……どんな味なんでしょう?」など、日本人でも食べたことのない人が少なからずいる様子。
その一方で、「ちょっと待って、アケビはつるで割れてるやつが甘いんですよ」「アケビって超絶甘いのしか知らなかった……味がないことがあるんだ……。田舎ありがたしだな」「うちの田舎の山でとれるアケビは、真っ黒になったバナナくらい甘くて、砂糖食べてる気分ですよ……」などの声が殺到。皮のおいしい調理方法の紹介を含め、アケビの“真の実力”を知ってほしいという声が上がっています。
こうした熱い声を受けたティムラズさんは、「もう一度買ってみて、今度は追熟してみようと思います」とコメント。今度こそ、アケビ本来のおいしさを堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)