初めて行く場所では、普段の生活と同じようにいかず戸惑うこともあるでしょう。日本を初めて訪れているルーマニア人も、日本に到着後すぐに、思いもよらない出来事に遭遇しました。移動手段に迷い、購入したかったものも買えず、初日から予期せぬ出費に見舞われたそう。いったい、どのようなことがあったのでしょうか。

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ルーマニアから初訪日　誕生日を祝う日本旅行

　ルーマニアの首都・ブカレストから、友人と一緒に初めて日本を訪れているクリスチャンさんとアンカさん。40歳を迎えるアンカさんを祝うアニバーサリー旅行だそう。2週間の滞在で、東京のほか、大阪、金沢、高山などをめぐる予定です。

「本当は富士山の近くにも行きたかったし、福岡などにも足を延ばしたかったんです。でも2週間では無理ですね……。日本を回るには、2か月は必要です」

　2週間で思い切り満喫するため、みんなで事前にしっかり計画を立てました。すでに明治神宮や浅草寺、スカイツリーなど東京の代表的な観光地を精力的に回り、買い物も楽しんだそうです。

思いがけない出費　「でも、それもOK」

　ただ、成田空港に到着した初日、想定外の出来事にも見舞われました。

「成田から宿泊する都心まで電車で行くはずだったのですが、どの線がいいか調べているうちに、乗りたかった電車を逃してしまいました。おまけにSuicaも買えなくて……」

　成田空港から都内のターミナル駅までは、成田エクスプレスや京成スカイライナーといった特急のほか、在来線や空港バスなどでもアクセス可能です。「ルーマニアにも電車はあるんですが」と話すアンカさんですが、日本のようにさまざまな鉄道が走っているわけではないため、少し複雑に感じたようです。

　結局、都内にはタクシーで移動。成田空港から都内まで、場所によって70キロほどの距離があり、推定料金も3万円前後とかなり高額です。

「ええ、すごく高くつきました（笑）。でも、それもOKです」

　予期せぬ出費を笑い飛ばしたクリスチャンさんとアンカさん。その後、交通系ICカードも無事に購入でき、今では電車でさまざまな場所をめぐっています。

　すっかり使いこなし、「快適です」と笑顔を見せたふたり。2週間の滞在で存分に日本を楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）