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「まだいろいろ試せていないんです」 日本到着間もないルーマニア人 大満足した日本ならではの飲み物とは
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日本食は世界中で大人気。日本で実際に体験し、その独特な文化やおいしさに感激する外国人観光客は少なくありません。ルーマニアから初めて日本へ来た旅行者のグループは、新鮮な驚きを感じたようです。どのような料理だったのでしょうか。
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40歳のアニバーサリー旅行で初来日
ルーマニアの首都ブカレストからやってきた、クリスチャンさん、アンカさん、ブレンダンさん、マリアさんの4人組。全員、初訪日だという今回の旅は、40歳の誕生日を迎えたアンカさんのアニバーサリー旅行です。2週間かけて東京、京都、大阪、金沢、高山をめぐり、最後に再び東京へ戻る計画だといいます。
日本に到着して間もない4人ですが、さっそく日本の食文化を体験したそう。ブレンダンさんは、お昼に食べた日本のそばに衝撃を受けました。
「ルーマニアでは、昼も夜もスープ料理をよく食べます。でも、そばはまったく違うアプローチですね」
日本を代表する麺料理のそば。ざるそばといった冷たいそばや、温かいつゆに入ったそばといった、さまざまな食べ方があるなかで、ブレンダンさんが食べたのはかけそばでした。
残念ながら旅の主役のアンカさんは、そばが口に合わなかったそうですが、ブレンダンさんは、そばつゆのだしの風味や麺の独特の食感に驚きを隠せない様子。「おいしかったです!」と満足そうに語ります。
日本食への期待と日本酒への感動
クリスチャンさんは、「到着したばかりなので、まだいろいろ試せていないんです」と前置きしながらも、前日のホテルのレストランで大満足したことがありました。
「日本食ばかりのメニューではなかったのですが、さっそくSAKE(日本酒)が飲めて、それがすごく良かったです」
米と米麹を原料とした、日本独特のお酒である日本酒。近年、海外でも人気が高まっています。
さらに、文化庁は今月5日、日本酒をはじめとした「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しだと発表しました。クリスチャンさんのように、日本酒を楽しみにして日本へ来る外国人観光客が、今後ますます増加することが期待されます。
仲良し4人組は2週間の滞在中に、さらに多くの日本食を体験することでしょう。どんな料理に出合い、どんな感想を持つのか、楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)