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「知識不足の私にはとても勉強に」 日本人から指摘されてイギリス人が驚いたこと 教育現場で感じた日本人の印象とは
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日本で暮らす外国人は、日本人に対してどのような印象を持っているのでしょうか。日本在住歴がトータル7年になるイギリス人男性は、これまで小学校や中学校、そして大学で英語を教えてきました。そのなかで、日本人に対して、とても素直で勤勉だと感じたといいます。
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日本人の豊かな食の知識に驚き
漫画家として活躍したいという夢を抱き、日本へやってきたイギリス人のティエゴさん。現在は、漫画家のアシスタントとして学びながら、大学の英語講師を務めています。
東京で暮らし始める前には、九州の熊本市で小学校や中学校のALT(外国語指導助手)として、6年間勤務していました。馬刺しをはじめとした熊本市の豊かな食文化に魅了されるなか、日本人一人ひとりの食の知識の高さにもとても驚いたと話します。
「あるとき、昼食と夕食で鶏肉料理を食べていることを、日本人から指摘されたことがあります。違う味つけだったので、疑問を持たれることを不思議に思いましたが、日本での暮らしに慣れるにつれて、私自身も食材に着目するようになりました。日本人は食事への知識がとても高いと思います。知識不足の私にはとても勉強になっていて、今では栄養バランスをよく考えて食べるようになりました」
学校給食をベースにした食育に感銘
ティエゴさんはそれからまもなく、日本人の多くが食に対してきちんとした知識を持っている理由に気がつきました。それは、子どもたちが毎日食べている給食です。
旬を感じる食材を使用した、栄養バランスに優れた献立。季節によっても提供される料理の顔ぶれが変わるなど、毎日さまざまな変化がつけられています。
また、日本の学校では毎月、献立表が配布されることにも注目。その日のメニューや材料名が書かれ、それぞれの食材にどのような栄養効果が期待できるのかまで、細やかに説明されていることに驚いていました。
一方、ティエゴさんが生まれ育ったイギリスでは、給食はバイキング形式が一般的。日本のように、季節によってメニューが変わるということもなかったといいます。さらに、献立や材料に関する説明もありません。ティエゴさんは、日本の食育の素晴らしさに舌を巻きます。