日本を訪れる外国人観光客にとって、おいしい食べ物は楽しみのひとつです。初訪日のアメリカ人も、父親と一緒に日本食を堪能。偶然入ったお店で、とくに気に入った日本食があるといいます。それはいったい、どんなものだったのでしょうか。

　◇　◇　◇

父親と一緒に日本へ　東京を満喫

　アメリカ・フロリダ出身のアンドリューさん。父親と一緒に、初めて日本へやってきました。15日間の滞在を予定していて、東京をはじめ、静岡、大阪、京都などをめぐります。

「日本のアニメが好きで、東京に行きたいとずっと思っていました。父も東京の古い建物やビルに興味があって、一緒に行くことになりました」

　東京ですでに5日ほど過ごし、渋谷や池袋などのほか、高尾山にも足を運びました。そこでは、都心では見られない光景を目にしたといいます。

「高尾山では途中までケーブルカーに乗って、降りてから1時間くらいかけて頂上まで登りました。紅葉はまだ完全ではありませんでしたが、少し見られました。都心にはない、いい景色でしたね」

「街を歩きながら気になった店に入っています」

　秋の雰囲気も感じながら、東京を満喫しているアンドリューさん。父親と共通して楽しみにしていることがありました。それは、日本のおいしい食べ物。すでに、回転寿司やラーメンなど、食べてみたかった“本場の味”を堪能したそうです。

「この店！　と調べ尽くして行くのではなく、街を歩きながら気になった店に入っています。何を食べてもおいしいですね」

　なかでも、アンドリューさんはアメリカではなかなか出合えない、ある日本食に舌を巻いたといいます。

「トンカツがとくに良かったです。だって、肉がジューシーでやわらかくて、別添えになっていたソースもおいしかったから。僕は普段、豚肉をあまり食べないし、この日本食は食べたことなかったんです」

　トンカツは近年、外国人観光客から人気が高まっている日本食のひとつ。衣のサクッとした食感と口の中に広がる豚肉の甘さ、そして独特なソースに魅了されているようです。アンドリューさんも、そんなトンカツの虜になっていました。

　父親と一緒においしいものを堪能しながら、日本の旅を楽しんでいるアンドリューさん。残りの滞在でも、日本ならではのものを存分に味わってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）